表示設定
表示設定
目次 目次




新しい兄と同居

ー/ー



 
 穂香の円い尻に赤黒い陰茎を打ち込む真斗。
 ぱん、ぱん、と肉を打ち付け合う音が響く。
「あんっ、あんっ、お兄ちゃん……激しいっ!」
 穂香が垂れ下がった巨乳を揺らしている。
 この家に来てから、新しく家族となった女三人とセックスした。
 高校時代、智也に沙希を奪われたことによって地に落ちた真斗の自尊心が、女を知ることで新しく男のプライドとして蘇った。
 だが、穂香をバックから責めている今、智也の存在が真斗の心に影を落としていた。
「あっ、あっ、ああっ! イクっ……!」
 円い巨尻が小刻みに痙攣している。
 真斗は腰の振りを止めず、穂香を責め続ける。
「やあんっ! イってるのにいいっ!」 
 絶頂を迎えるているのに責め続けられた穂香が悲鳴を上げた。
 真斗は智也にハメられている沙希の幻影を振り払うように、更に強く穂香の尻に腰を打ち付けた。

 亜希の部屋をノックする。
「何?」
 怪訝な顔で亜希がドアを開けた。
「ちょっといい?」
 真斗に気圧されて亜希は後ずさりする。
 後ろ手でドアを閉めると真斗は亜希を抱きしめた。
「はっ……どうしたの?」
 亜希は身体をよじって真斗から逃れようとする。
 真斗は亜希の唇を塞ぐ。
「んっ……ぐっ……んんっ!」
 真斗は亜希のTシャツを捲り上げ、ブラジャーの上から乳房を荒々しく掴んだ。
 同時にホットパンツに包まれた尻肉にも触れる。
 亜希は抵抗する力を緩めた。
 真斗は亜希の肉体を弄りながら、ベッドへと押していき、倒れ込む。
 髪が乱れるのもかまわず、亜希のTシャツを剥ぎ、ブラジャーを外す。
 ホットパンツにも手をかけ、パンティと一緒に強引に引き下げ、亜希をあっという間に全裸にする。
「どうしちゃったの、真斗……」
 亜希がいつもと違って強く迫ってくる真斗を困惑して見つめている。
 真斗は荒々しい息を吐き出しながら、亜希の股を広げて硬直した陰茎を膣口に向けた。
「あっ、はあんっ! いきなりっ!」
 真斗は亜希の最奥を一気に突いた。

 智也が引っ越してくる前夜、真斗は立て続けに姉妹とセックスした。
 穂香は真斗にメロメロだ。自分から真斗におねだりしてくる。
 亜希は、真斗に対して相変わらず上から目線でクールだが、真斗が強く求めるとあっさり肉体を開く。
 
 結局、亜希も穂香も智也と同居することに合意した。
 智也には一階にある客間を使ってもらうことになった。
 真斗の心の奥底には、智也に対する劣等感が不安となってくすぶっている。
 沙希は真斗と付き合っていなかったので奪われたが、亜希と穂香はすでに真斗と肉体関係にあった。
 この家の女は三人とも真斗に肉体を開いている。何も智也に負い目を感じることなどない、と真斗は自分に言い聞かせる。
 
 穂香と亜希が寝静まった深夜、真斗は仁美の寝室のドアを開ける。
 この家は、亡き義之と仁美の方針で、トイレ以外に鍵はない。
 静かな寝息をたてる仁美。
 ベッドサイドに立つ真斗の気配で、仁美が薄っすらと瞼を開ける。
「真斗……さん?」
 真斗はパジャマのズボンから飛び出し、反り返った陰茎を晒していた。
 眼を見開く仁美の顔に肉棒を寄せる。
「真斗さん、ちょっと……んぐっ!」
 真斗は仁美の口に強引に肉棒をねじ込んだ。
「んんっ……ぐっ……はあ、はあ……真斗さん!」
 仁美が首を振って真斗の陰茎を振りほどく。
「真斗さん、落ち着いてっ!」
 仁美がベッドから上体を起こす。
「亜希や穂香に気づかれるわ」 
 声を潜めて仁美が言う。
 今まで仁美と真斗は、姉妹が不在の時だけ交わっていた。 
「今、仁美さんと、シたいんだ……」
 亜希や穂香だけでなく、智也もいるとなると、仁美とセックスする機会は限られてくることが予想された。
「ダメよ、真斗さん……それに、いつまでもこういう事してるのは、よくないと思う……」
 思わぬ言葉を発した仁美に、真斗は驚く。
「智也くんに知られたら、変に思われるわ……」
「変って……仁美さんの方から迫ってきたんじゃないですか!」
 真斗は仁美に拒まれたことで、衝動的に男として言ってはならないことを口走ってしまった。
 たとえ女からの誘いであっても、あからさまにそれを指摘するのは、最低だ。
 仁美は俯いてしまった。
「確かに、そうかもしれない……」
 ぼそっと呟く仁美。
「でも、真斗さん、亜希や穂香ともシてるんでしょ?」
 真斗は眼を見開いた。やはり仁美には気づかれていた。
 亜希や穂香とセックスするのは、仁美が一階にいて家事などをしている時を狙っていた。
 だが、気遣いが出来て勘のいい仁美なら、何気ない仕草ややり取りで肉体関係があることに気づいてしまうのも当然だった。
「血がつながってないとはいえ、やはり家族でスるのは、よくないわ……」
 
 仁美の言葉で、真斗の自制心がぷっつりと切れ、衝動的にベッドに乗り、仁美を押し倒して腹に跨る。
「きゃっ、真斗さん!」
 短い悲鳴を上げた仁美のパジャマの前を強引に開いた。ボタンが飛び、淡いピンク色のブラジャーに包まれた豊乳が晒される。
「あんっ……ダメっ!」
 足をバタつかせて抵抗する仁美を、真斗は体重をかけて抑え込み、ブラジャーをずり下げた。
「やんっ!」 
 重みで横に流れた乳房と乳首が現れた。
 真斗は痛いくらいに硬直した陰茎を胸に押し付け、両手で掴んだ乳房で挟んだ。
 腰を前後させて、強制的にパイズリをする。
(ああっ、気持ちいいっ!)
 仁美は智也と暮らすのを機会に、肉体関係を解消したいと思っているらしい。
 真斗は自分の淫欲を果たしたい一心で、仁美の気持ちも顧みずに、挑んだ。
 強引に沙希と関係を持った智也のことなど、真斗には非難する資格などなくなった。
「やめてっ! 真斗さんっ……ぐっ!」 
 真斗は仁美の豊乳の上に跨り、肉棒で再び仁美の口を塞いだ。
「んんっ……ごふっ! んっ……ぐふっ……!」
 真斗は腰を振り、女性器に挿入している感覚で仁美を突いた。先端が喉に当たるのか、仁美は苦し気に呻き、涙と涎を溢れさせている。
 真斗は肉棒を仁美の口から抜いた。
「ごほっ……うげっ、ごふっ、うええっ!」
 仁美が激しくえずく。ぐったりした仁美のパジャマの下をパンティと一緒に脱がせ、真斗は肉棒を陰唇に当てた。
「お願いっ、やめてっ……真斗さん!」
 仁美の懇願は真斗に届かない。
「あっ……あああんっ!」
 真斗は一気に肉棒を仁美の膣内に沈めた。
 思わず叫んでしまった仁美は、両手で自分の口を塞ぐ。
 真斗は腰を猛然と振った。
 両腕で挟まれた仁美の爆乳は、圧倒的な肉量で前に飛び出している。
 乳肉が真斗の動きに合わせて艶めかしく揺れた。
「んっ……んっ……んんっ!」
 口を押さえた仁美の喉が、苦し気に呻いている。
 涙を溢れさせ、頭を振りながら、仁美は必死に真斗の責めに耐えていた。
「あっ……いいっ……仁美さんっ!」
 真斗は上体を反らして激しく腰を打ち付ける。
 じゅぶっ、じゅぽっ、と愛液が捏ねられる音が響く。
「ああっ、射精るっ!」
 真斗が仁美の膣から肉棒を抜いた瞬間、鈴口から大量の精液が飛び出し、仁美の乳房と顔に降り注いだ。


「おはようございます、真斗さん」
 翌朝、リビングで仁美は笑顔をみせる。
 昨夜、レイプのような形で強引に欲情を遂げた真斗は後ろめたい思いでいた。
 自分は何を焦っていたのだろう、と真斗は仁美の変わらない態度をみて思う。
 智也の影に怯え、真斗に自ら肉体を開いてくれた女たちを信じ切れずに一晩で強引に三人と交わった。
「お兄ちゃん、おはよう! 今日は遅いね……」
 トーストを齧りながら穂香が微笑む。
 亜希はいつものクールな表情で真斗の方をちらりと見ただけだ。
 今日、智也が越してくる。
 昼間は学校があるので、家で応対するのは仁美だけだ。
 少し不安を感じるが、かといって、真斗が大学を休むのも不自然だ。

 やはり家のことが気になって、午後の最後の講義をサボって、真斗は自宅に帰った。
 智也と仁美のことを思い、友人たちに話しかけられても上の空だった。
「お帰りなさい、真斗さん。今日は早いわね」 
 いつものように笑顔で玄関で出迎えてくれる仁美の表情を、真斗は注意深く窺う。
 特に変わった様子はないので、真斗は安堵した。
 奥の客間のドアが開いていた。真斗が覗くと、智也が荷物のダンボールを開いていた。
「おつかれ、智也」
 真斗は智也に笑顔で声をかけた。警戒して気後れしているばかりでは、この桐谷家で智也に主導権を奪われてしまう、と真斗は考えた。
「あ、お帰り。真斗、()()
 真斗は智也を呼び捨てしたが、智也の方は「くん」付けで真斗を呼んだ。
 桐谷家の女たちに、同級生だった事実は伏せるつもりだ、と真斗は悟った。
 それは、真斗にとっても好都合だった。

「今日は、智也くんの歓迎パーティーです!」
 仁美の料理のメニューはいつもより豊富だ。かなり手間暇がかかっているのがわかる。
 それよりも、智也が食卓の義之がいた仁美の隣の席に座っているのが気になる。
 その席に座るのは、俺だろ? と真斗は心の奥に騒めきを感じた。
 智也が空気を読まずに勝手に座ってしまったことを、仁美は特に気にしていないらしい。
 このまま、元の家長がいた席に居座る既成事実を作られるのはまずい、と真斗は思った。
「智也くん。そこ、父さんの席、だから……」
 意を決して真斗は、智也に声をかけた。少し喉が震えてしまい、不自然になってないか真斗は気になった。
「そうなんだ。すみません……」
 智也は表情を変えることなく、席を立った。
「じゃ、ここは席は真斗くんの席だね」
 智也が義之の席を真斗に勧める。真斗は立ち上がり、仁美の横の席に座る。
「智也さん。ここに座れば?」
 穂香が自分の席を立ち、亜希と彼女の間に智也を誘った。
 真斗は、穂香の行為に少し苛ついた。
 人懐っこい穂香はすっかり智也に打ち解けている。
 話題も豊富で明るい智也に亜希の表情はいつもより柔らかくなっている。
 抱かれている時とは違って、普段は真斗にツンとした態度をとる亜希が、にこやかに智也と話をしていることが、気に入らなかった。

 夜になり皆が寝静まった頃、真斗は穂香の部屋に入った。
 真っ暗な部屋で、穂香はベッドに転がりスマホを見ていた。
「えっ……お兄ちゃん?」
 穂香は驚いたようだ。
「どうしたの?」
 穂香の問いには答えず、真斗は穂香のベッドに潜り込んだ。
「えっ、えっ? ダメだよ、お兄ちゃん!」
 突然、身体を寄せて来た真斗に戸惑う穂香。
 真斗はパジャマの上から巨乳を揉んだ。
「ダメ……ダメっ! 智也さん来たばかりだよ!」
 穂香は声を潜めて肉体を強張らせた。
 真斗は構わず胸を開く。いつもなら真斗のされるままに巨乳を晒している穂香が真斗の腕を掴んだ。
「智也さんに、気付かれちゃうよ!」
 穂香の瞳がカーテンの隙間から差し込む月明かりで光っている。
「別に……気付かれても、構わないだろ?」
 真斗が言うと、穂香は首をぶるんぶるんと横に振った。
「兄妹で、こんなことしてるの知られたら、マズいよ……」
 無視して真斗は穂香のカップに手を差しこみ、柔らかい乳肉に触れる。
「お兄ちゃん、今夜は、やめようよ……」
 あくまで抵抗しようとする穂香に、真斗はキレた。
「そんなに、イケメンがいいのか!」
 思わず大きな声が出た。穂香は息を呑んで身体を竦めた。
「イケメン? 何言ってるの……今日のお兄ちゃん、おかしいよ……」
 穂香の声が震えている。よく見ると眼に浮かんだ涙が光っている。
 真斗は黙って穂香の部屋から出た。

 自室のベッドに身を投げ出す真斗。
 顔を腕で隠し、息を深く吸う。穂香の言った通り、今日の自分は少しおかしかったのかもしれない、と真斗は思う。
 智也を意識しすぎて、彼の一挙手一投足が気になって仕方ない。
 家族として同じ家でこれから過ごしていくのだ。気持ちが常時張りつめていては、家で安らぐこともできない。
 一番自分に懐いている穂香の肉体を求めて、安心しようとしている自分の弱さが醜い、とも真斗は思った。

 翌朝から、智也を迎えた新しい桐谷家の日常が始まった。
 智也の大学は遠かったので、朝は早かった。真斗がリビングに降りていくと、仁美と談笑しながら智也が朝食を摂っていた。
「おはよう、真斗くん」
 屈託のない笑顔を見せる智也。
「おはよう、智也くん」
 智也を意識するあまり、自分らしくない感情に振り回されて、過剰な行動に出てしまったようだ、と真斗は反省する。
 穂香が制服を着て食卓についた。
 いつもならパジャマで朝食を摂ってから着替えるのだが、やはり智也の眼を気にしているのだろう。
「仁美さん、亜希さんは?」
「今日は、午後からじゃないかしら」
 仁美は家族の予定を全て把握している。今日いつもより早く朝食を用意していたのも、智也から時間割を聞いていたからだろう。
 
 


スタンプを贈って作者を応援しよう!

次のエピソードへ進む 寝取られた姉


みんなのリアクション



おすすめ作品を読み込み中です…



 
 穂香の円い尻に赤黒い陰茎を打ち込む真斗。
 ぱん、ぱん、と肉を打ち付け合う音が響く。
「あんっ、あんっ、お兄ちゃん……激しいっ!」
 穂香が垂れ下がった巨乳を揺らしている。
 この家に来てから、新しく家族となった女三人とセックスした。
 高校時代、智也に沙希を奪われたことによって地に落ちた真斗の自尊心が、女を知ることで新しく男のプライドとして蘇った。
 だが、穂香をバックから責めている今、智也の存在が真斗の心に影を落としていた。
「あっ、あっ、ああっ! イクっ……!」
 円い巨尻が小刻みに痙攣している。
 真斗は腰の振りを止めず、穂香を責め続ける。
「やあんっ! イってるのにいいっ!」 
 絶頂を迎えるているのに責め続けられた穂香が悲鳴を上げた。
 真斗は智也にハメられている沙希の幻影を振り払うように、更に強く穂香の尻に腰を打ち付けた。
 亜希の部屋をノックする。
「何?」
 怪訝な顔で亜希がドアを開けた。
「ちょっといい?」
 真斗に気圧されて亜希は後ずさりする。
 後ろ手でドアを閉めると真斗は亜希を抱きしめた。
「はっ……どうしたの?」
 亜希は身体をよじって真斗から逃れようとする。
 真斗は亜希の唇を塞ぐ。
「んっ……ぐっ……んんっ!」
 真斗は亜希のTシャツを捲り上げ、ブラジャーの上から乳房を荒々しく掴んだ。
 同時にホットパンツに包まれた尻肉にも触れる。
 亜希は抵抗する力を緩めた。
 真斗は亜希の肉体を弄りながら、ベッドへと押していき、倒れ込む。
 髪が乱れるのもかまわず、亜希のTシャツを剥ぎ、ブラジャーを外す。
 ホットパンツにも手をかけ、パンティと一緒に強引に引き下げ、亜希をあっという間に全裸にする。
「どうしちゃったの、真斗……」
 亜希がいつもと違って強く迫ってくる真斗を困惑して見つめている。
 真斗は荒々しい息を吐き出しながら、亜希の股を広げて硬直した陰茎を膣口に向けた。
「あっ、はあんっ! いきなりっ!」
 真斗は亜希の最奥を一気に突いた。
 智也が引っ越してくる前夜、真斗は立て続けに姉妹とセックスした。
 穂香は真斗にメロメロだ。自分から真斗におねだりしてくる。
 亜希は、真斗に対して相変わらず上から目線でクールだが、真斗が強く求めるとあっさり肉体を開く。
 結局、亜希も穂香も智也と同居することに合意した。
 智也には一階にある客間を使ってもらうことになった。
 真斗の心の奥底には、智也に対する劣等感が不安となってくすぶっている。
 沙希は真斗と付き合っていなかったので奪われたが、亜希と穂香はすでに真斗と肉体関係にあった。
 この家の女は三人とも真斗に肉体を開いている。何も智也に負い目を感じることなどない、と真斗は自分に言い聞かせる。
 穂香と亜希が寝静まった深夜、真斗は仁美の寝室のドアを開ける。
 この家は、亡き義之と仁美の方針で、トイレ以外に鍵はない。
 静かな寝息をたてる仁美。
 ベッドサイドに立つ真斗の気配で、仁美が薄っすらと瞼を開ける。
「真斗……さん?」
 真斗はパジャマのズボンから飛び出し、反り返った陰茎を晒していた。
 眼を見開く仁美の顔に肉棒を寄せる。
「真斗さん、ちょっと……んぐっ!」
 真斗は仁美の口に強引に肉棒をねじ込んだ。
「んんっ……ぐっ……はあ、はあ……真斗さん!」
 仁美が首を振って真斗の陰茎を振りほどく。
「真斗さん、落ち着いてっ!」
 仁美がベッドから上体を起こす。
「亜希や穂香に気づかれるわ」 
 声を潜めて仁美が言う。
 今まで仁美と真斗は、姉妹が不在の時だけ交わっていた。 
「今、仁美さんと、シたいんだ……」
 亜希や穂香だけでなく、智也もいるとなると、仁美とセックスする機会は限られてくることが予想された。
「ダメよ、真斗さん……それに、いつまでもこういう事してるのは、よくないと思う……」
 思わぬ言葉を発した仁美に、真斗は驚く。
「智也くんに知られたら、変に思われるわ……」
「変って……仁美さんの方から迫ってきたんじゃないですか!」
 真斗は仁美に拒まれたことで、衝動的に男として言ってはならないことを口走ってしまった。
 たとえ女からの誘いであっても、あからさまにそれを指摘するのは、最低だ。
 仁美は俯いてしまった。
「確かに、そうかもしれない……」
 ぼそっと呟く仁美。
「でも、真斗さん、亜希や穂香ともシてるんでしょ?」
 真斗は眼を見開いた。やはり仁美には気づかれていた。
 亜希や穂香とセックスするのは、仁美が一階にいて家事などをしている時を狙っていた。
 だが、気遣いが出来て勘のいい仁美なら、何気ない仕草ややり取りで肉体関係があることに気づいてしまうのも当然だった。
「血がつながってないとはいえ、やはり家族でスるのは、よくないわ……」
 仁美の言葉で、真斗の自制心がぷっつりと切れ、衝動的にベッドに乗り、仁美を押し倒して腹に跨る。
「きゃっ、真斗さん!」
 短い悲鳴を上げた仁美のパジャマの前を強引に開いた。ボタンが飛び、淡いピンク色のブラジャーに包まれた豊乳が晒される。
「あんっ……ダメっ!」
 足をバタつかせて抵抗する仁美を、真斗は体重をかけて抑え込み、ブラジャーをずり下げた。
「やんっ!」 
 重みで横に流れた乳房と乳首が現れた。
 真斗は痛いくらいに硬直した陰茎を胸に押し付け、両手で掴んだ乳房で挟んだ。
 腰を前後させて、強制的にパイズリをする。
(ああっ、気持ちいいっ!)
 仁美は智也と暮らすのを機会に、肉体関係を解消したいと思っているらしい。
 真斗は自分の淫欲を果たしたい一心で、仁美の気持ちも顧みずに、挑んだ。
 強引に沙希と関係を持った智也のことなど、真斗には非難する資格などなくなった。
「やめてっ! 真斗さんっ……ぐっ!」 
 真斗は仁美の豊乳の上に跨り、肉棒で再び仁美の口を塞いだ。
「んんっ……ごふっ! んっ……ぐふっ……!」
 真斗は腰を振り、女性器に挿入している感覚で仁美を突いた。先端が喉に当たるのか、仁美は苦し気に呻き、涙と涎を溢れさせている。
 真斗は肉棒を仁美の口から抜いた。
「ごほっ……うげっ、ごふっ、うええっ!」
 仁美が激しくえずく。ぐったりした仁美のパジャマの下をパンティと一緒に脱がせ、真斗は肉棒を陰唇に当てた。
「お願いっ、やめてっ……真斗さん!」
 仁美の懇願は真斗に届かない。
「あっ……あああんっ!」
 真斗は一気に肉棒を仁美の膣内に沈めた。
 思わず叫んでしまった仁美は、両手で自分の口を塞ぐ。
 真斗は腰を猛然と振った。
 両腕で挟まれた仁美の爆乳は、圧倒的な肉量で前に飛び出している。
 乳肉が真斗の動きに合わせて艶めかしく揺れた。
「んっ……んっ……んんっ!」
 口を押さえた仁美の喉が、苦し気に呻いている。
 涙を溢れさせ、頭を振りながら、仁美は必死に真斗の責めに耐えていた。
「あっ……いいっ……仁美さんっ!」
 真斗は上体を反らして激しく腰を打ち付ける。
 じゅぶっ、じゅぽっ、と愛液が捏ねられる音が響く。
「ああっ、射精るっ!」
 真斗が仁美の膣から肉棒を抜いた瞬間、鈴口から大量の精液が飛び出し、仁美の乳房と顔に降り注いだ。
「おはようございます、真斗さん」
 翌朝、リビングで仁美は笑顔をみせる。
 昨夜、レイプのような形で強引に欲情を遂げた真斗は後ろめたい思いでいた。
 自分は何を焦っていたのだろう、と真斗は仁美の変わらない態度をみて思う。
 智也の影に怯え、真斗に自ら肉体を開いてくれた女たちを信じ切れずに一晩で強引に三人と交わった。
「お兄ちゃん、おはよう! 今日は遅いね……」
 トーストを齧りながら穂香が微笑む。
 亜希はいつものクールな表情で真斗の方をちらりと見ただけだ。
 今日、智也が越してくる。
 昼間は学校があるので、家で応対するのは仁美だけだ。
 少し不安を感じるが、かといって、真斗が大学を休むのも不自然だ。
 やはり家のことが気になって、午後の最後の講義をサボって、真斗は自宅に帰った。
 智也と仁美のことを思い、友人たちに話しかけられても上の空だった。
「お帰りなさい、真斗さん。今日は早いわね」 
 いつものように笑顔で玄関で出迎えてくれる仁美の表情を、真斗は注意深く窺う。
 特に変わった様子はないので、真斗は安堵した。
 奥の客間のドアが開いていた。真斗が覗くと、智也が荷物のダンボールを開いていた。
「おつかれ、智也」
 真斗は智也に笑顔で声をかけた。警戒して気後れしているばかりでは、この桐谷家で智也に主導権を奪われてしまう、と真斗は考えた。
「あ、お帰り。真斗、|く《・》|ん《・》」
 真斗は智也を呼び捨てしたが、智也の方は「くん」付けで真斗を呼んだ。
 桐谷家の女たちに、同級生だった事実は伏せるつもりだ、と真斗は悟った。
 それは、真斗にとっても好都合だった。
「今日は、智也くんの歓迎パーティーです!」
 仁美の料理のメニューはいつもより豊富だ。かなり手間暇がかかっているのがわかる。
 それよりも、智也が食卓の義之がいた仁美の隣の席に座っているのが気になる。
 その席に座るのは、俺だろ? と真斗は心の奥に騒めきを感じた。
 智也が空気を読まずに勝手に座ってしまったことを、仁美は特に気にしていないらしい。
 このまま、元の家長がいた席に居座る既成事実を作られるのはまずい、と真斗は思った。
「智也くん。そこ、父さんの席、だから……」
 意を決して真斗は、智也に声をかけた。少し喉が震えてしまい、不自然になってないか真斗は気になった。
「そうなんだ。すみません……」
 智也は表情を変えることなく、席を立った。
「じゃ、ここは席は真斗くんの席だね」
 智也が義之の席を真斗に勧める。真斗は立ち上がり、仁美の横の席に座る。
「智也さん。ここに座れば?」
 穂香が自分の席を立ち、亜希と彼女の間に智也を誘った。
 真斗は、穂香の行為に少し苛ついた。
 人懐っこい穂香はすっかり智也に打ち解けている。
 話題も豊富で明るい智也に亜希の表情はいつもより柔らかくなっている。
 抱かれている時とは違って、普段は真斗にツンとした態度をとる亜希が、にこやかに智也と話をしていることが、気に入らなかった。
 夜になり皆が寝静まった頃、真斗は穂香の部屋に入った。
 真っ暗な部屋で、穂香はベッドに転がりスマホを見ていた。
「えっ……お兄ちゃん?」
 穂香は驚いたようだ。
「どうしたの?」
 穂香の問いには答えず、真斗は穂香のベッドに潜り込んだ。
「えっ、えっ? ダメだよ、お兄ちゃん!」
 突然、身体を寄せて来た真斗に戸惑う穂香。
 真斗はパジャマの上から巨乳を揉んだ。
「ダメ……ダメっ! 智也さん来たばかりだよ!」
 穂香は声を潜めて肉体を強張らせた。
 真斗は構わず胸を開く。いつもなら真斗のされるままに巨乳を晒している穂香が真斗の腕を掴んだ。
「智也さんに、気付かれちゃうよ!」
 穂香の瞳がカーテンの隙間から差し込む月明かりで光っている。
「別に……気付かれても、構わないだろ?」
 真斗が言うと、穂香は首をぶるんぶるんと横に振った。
「兄妹で、こんなことしてるの知られたら、マズいよ……」
 無視して真斗は穂香のカップに手を差しこみ、柔らかい乳肉に触れる。
「お兄ちゃん、今夜は、やめようよ……」
 あくまで抵抗しようとする穂香に、真斗はキレた。
「そんなに、イケメンがいいのか!」
 思わず大きな声が出た。穂香は息を呑んで身体を竦めた。
「イケメン? 何言ってるの……今日のお兄ちゃん、おかしいよ……」
 穂香の声が震えている。よく見ると眼に浮かんだ涙が光っている。
 真斗は黙って穂香の部屋から出た。
 自室のベッドに身を投げ出す真斗。
 顔を腕で隠し、息を深く吸う。穂香の言った通り、今日の自分は少しおかしかったのかもしれない、と真斗は思う。
 智也を意識しすぎて、彼の一挙手一投足が気になって仕方ない。
 家族として同じ家でこれから過ごしていくのだ。気持ちが常時張りつめていては、家で安らぐこともできない。
 一番自分に懐いている穂香の肉体を求めて、安心しようとしている自分の弱さが醜い、とも真斗は思った。
 翌朝から、智也を迎えた新しい桐谷家の日常が始まった。
 智也の大学は遠かったので、朝は早かった。真斗がリビングに降りていくと、仁美と談笑しながら智也が朝食を摂っていた。
「おはよう、真斗くん」
 屈託のない笑顔を見せる智也。
「おはよう、智也くん」
 智也を意識するあまり、自分らしくない感情に振り回されて、過剰な行動に出てしまったようだ、と真斗は反省する。
 穂香が制服を着て食卓についた。
 いつもならパジャマで朝食を摂ってから着替えるのだが、やはり智也の眼を気にしているのだろう。
「仁美さん、亜希さんは?」
「今日は、午後からじゃないかしら」
 仁美は家族の予定を全て把握している。今日いつもより早く朝食を用意していたのも、智也から時間割を聞いていたからだろう。