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寝取られた姉

ー/ー



 智也を迎えた桐谷家の日常は、淡々と過ぎていった。
 持ち前の明るさと話題の豊富さで、智也は食卓を盛り上げている。
 智也は真斗にも話を振ってくれた。おかげで真斗は孤立することなく家族の会話に参加できていた。
 どうやら勝手に智也の存在に脅威を感じていただけなのかもしれない、と真斗は思い始めた。
 智也は大学から真っ直ぐ帰ってくるし、休日もずっと家にいた。
 すでに智也が越して来てから二週間が過ぎている。
 真斗の下腹部が疼き始めた。もう二週間もセックスをしていない。
 新しい家に越して来てから、真斗はオナニーをしていなかった。
 生身の女と、それも三人の家族とのセックスを知った真斗は、ここでオナニーをしたら負けだという思いがある。
 穂香に窘められてから、真斗は智也が不在になる時を窺っていたのだが、なかなかチャンスが来なかった。
 二階にある桐谷家の女たちと真斗の部屋は、一階の奥にある智也の部屋とは物理的に距離がある。
 そろそろ大丈夫ではないか、とベッドに横たわった真斗は暗闇で冴えた瞳を光らせた。
 
 夜も更けて日付も変わった頃、真斗はそっと部屋を抜け、亜希の部屋のドアを押した。
 息を潜めて中を覗く。亜希の気配がない。
 部屋に入ると、亜希はいなかった。
 夜遅くまでパジャマ姿で智也と談笑していた亜希を見ている。
 真斗の胸が騒めいた。
 足音を忍ばせて階段を降りる。一階も真っ暗だ。
 廊下の奥にある智也の部屋に向かう。スリッパが音をたてそうだったので真斗は手に持って裸足で歩いた。
 奥の部屋から人の息遣いのような音が漏れ聞こえてくる。
(あっ……あんっ……)
 真斗は眼を剥いた。女の嬌声だ。
 息を止めて智也の部屋のドアの前に立つ。
「あっ、あっ、あっ、あああんっ!」
 ひときわ大きな女の声が耳を突き、真斗はびくっと身体を竦めた。ドア越しに聞こえる音にしてはかなりの音量だ。
 耳を澄ませると、ぱちん、ぱちん、と肉を当てる音も聞こえる。
 明らかに亜希が智也にハメられている。
 真斗は胸を締め付けられるような息苦しさを感じた。
 沙希が犯られているのに気づいた時のような、驚きと悲しみが入り混じった感情が真斗を抉る。
「あはんっ、イクっ、イクっ、イグうううっ!」
 亜希の絶叫が耳を刺す。
 荒い息をする音がして、やがてドアの向こう側は静かになった。
 気配を悟られてはまずいと思い。真斗はゆっくりと足を引いて身体の向きを変えた。
 階段に向かって歩き始めた真斗。
「あああんっ♡」
 再び亜希の嬌声が廊下にまで響く。
「あはんっ……やんっ……」
 亜希が智也に更に追い打ちを掛けられて喘いでいるのだろう。

 階段まで届く亜希の嬌声を背に、真斗は穂香の部屋に入り込んだ。
 まだ寝惚けている穂香を裸に剥いて、真斗は肉棒を挿し込んだ。
「んっ……ふんっ……ああんっ!」
 両腕で顔を隠し、巨乳を揺らしている穂香に真斗は容赦ないピストンを打ち込む。
「あっ、あっ、あっ……はあんっ!」
 穂香が薄目を開けて真斗を見上げている。
 最初は抵抗感があった膣内が愛液で解れてきていた。
「お兄ちゃんっ……ううんっ!」
 穂香が真斗に組み敷かれ、肉体をくねらせていた。
「あんっ、はあんっ……気持ちっ……いいっ!」
 二人とも久しぶりのセックスだった。
「あっ、あっ、ああんっ! はあんっ!」
 穂香の叫びが暗い部屋に響く。いつもなら真斗は穂香の嬌声が部屋の外に漏れないように唇を塞ぐのだが、今夜はそのままにした。
 既に仁美には穂香や亜希と交わっていることは知られている。
 穂香との結合部からは、ぬちゃっ、ぬちゃっ、と愛液の水音が零れていた。
 先ほど聞いた亜希の嬌声がまだ耳にこびりついている。
 油断していた。智也は桐谷家の娘たちに馴染んでいたとはいえ、こんなに早く手を出してくるとは思わなかった。
 いや、きっかけを作ったのは亜希の方かもしれない、と真斗は思い直す。
 真斗は亜希が初めてのセックスの相手だったが、どちらかといえば亜希の方から誘惑してきたのだと言えた。
 亜希とは愛の告白もなく肉体を交えた。その後なんどもセックスしたがお互いの肉欲を充たしていただけだ。
 真斗が想っているほど、亜希は真斗に執着してはいないのだろう。
 処女なのに経験豊富なビッチを装って真斗と関係を持った亜希。
 イケメンの智也に興味を持っても仕方ないのかもしれない。
「ああんっ、お兄ちゃんっ! いっ、いいのおっ!」
 びくん、びくん、と肉体を痙攣させる穂香。
 穂香は「お兄ちゃんが好き」と真斗に縋っている。
「穂香っ……好きだよっ!」
 真斗は肉棒を穂香のポルチオに打ち付けながら囁いた。
 穂香が眼を大きく見開いた。
「お兄ちゃんっ……嬉しいっ! 私、もっ……好きっ!」
 穂香が両手を伸ばしてくる。真斗は穂香と手を繋ぎ、上体を倒して唇を合わせた。
「んんっ……ふんっ……はあっ……れろっ……」
 穂香の巨乳を胸板で潰し、舌を絡めながら真斗は腰を振った。
 今まで穂香が好きという気持ちを表現していたのに、真斗は応えてこなかった。
 上下の口で繋がりながら、真斗は穂香だけは離すまいと決意した。


 亜希が寝取られた夜、穂香を抱き潰した真斗はベッドで彼女と肌を寄せ合った。
 静かな寝息をたてる穂香の髪を撫でながら、真斗の眼は冴えていた。
 窓の外が白み始めた頃、穂香を起こさないようにベッドから身体を抜き、そっとドアを開けた。
 自分の部屋に向かおうとしたとき、階段を昇ってくる亜希と出くわした。
「あ……」
 眼を丸くして絶句する亜希。寝乱れた髪が生々しい。
「おはよう……」
 真斗は声をかけて自分の部屋に向かう。亜希は階段の途中で立ち尽くしたままだ。
 お互い誰とどんな夜を過ごしたのかが明らかになった瞬間だった。

 朝の食卓では家族全員が揃っていた。
 仁美の笑顔が眩しい。普段と様子が違うのは二人の娘たちだった。
 穂香は智也が来てから制服に着替えて食卓についていたが、今日はパジャマ姿に戻っていた。
 真斗は穂香がにこにこと視線を向けてくるのを嫌でも感じてしまう。
 一方、亜希はいつもよりテンションが低めで口数が少なかった。
 真斗と智也を交互に意識しているのが、視線の動きでわかる。
 智也、穂香、真斗の順で家を出た。亜希は今日も午後からの講義らしい。

 真斗は午前の講義で切り上げて、大学を出た。
 真っ直ぐに自宅に向かう。
 玄関に立つが、仁美の気配がない。リビングも無人だ。
 バスルームの脱衣室の扉を開けると、シャワーの水音が響いてきた。
 初めて仁美のオナニーの声を聞いた時と同じ状況(シチュエーション)だ。
 多分午前中に家事をした後、シャワーを浴びるのが日課になっているのだろう。
 すりガラスに映る仁美の肌色のシルエットを見ながら、真斗は服を脱いだ。
 既にいきり立った陰茎は反り上がって血管が浮いている。
(……あっ……)
 シャワーの水音に微かに仁美の息の音が混じる。
(あっ……あっ……うんっ!)
 肌色のシルエットがうねっている。仁美がオナニーをしているのは明らかだ。
 智也が家に来たことで、家族同士の性的関係を避けようと仁美は言っていた。
 だが自らの内に滾る肉欲は抑え込めなかったのだろう。
 真斗はバスルームの扉に手を掛けた。

「きゃああっ!」
 
 仁美の悲鳴が浴室に反響して真斗の鼓膜を刺した。
 左手で豊乳を掴み右手を股間に当てた瞳が眼を丸くして怯えている。
 とっさに愛撫していた乳房と股間を手で隠す。
「真斗さんっ!」
 裸で自慰を見られて動揺している仁美の視線が、全裸で屹立している真斗の剛直に引き寄せられた。
「あんっ!」
 真斗は仁美の豊満な肉体を抱き寄せる。シャワーが二人の顔に降り注いだ。
 仁美の片足に手をかけ持ち上げる。そのまま浴室の壁に仁美を追い込み、腰を下げて肉棒を膣口に当てた。
「えっ、ええっ?」
 対面立位で戸惑う仁美に角度を合わせて肉槍を突き入れる。
「あああんっ♡」
 ずぷり、と既に愛液に塗れた瞳の膣内に真斗の剛直がハマり込んだ。
 真斗は腰を落とし、仁美を突き上げる。
「あんっ、はあんっ!」
 仁美は真斗の首にぶら下がるように腕を回し、肉棒の突き上げと自身の体重でポルチオを突かれて絶叫する。
「あんっ、やんっ……ううんっ!」
 容赦ない真斗の突き上げが続く。
 仁美は快感のあまり首を横に振り、濡れた髪先から水滴を飛ばした。
「あっ、イっ、イクイクイクううっ!」
 仁美は全身を小刻みに痙攣させ、絶頂を超えた。
 真斗は震える仁美の唇を塞ぎ、呻き声を吸った。
「んんっ……ぐっ……ぶちゅっ……れろっ……」 
 お互いの唇を貪り尽くすように舌と息を絡める二人。
 唇を外し、見つめ合う。
 切なげに眉を歪め、真斗を愛おし気に見つめる仁美。
 真斗は仁美の背後に回り、両手で掴み切れない豊乳を揉みしだく。
「あっ……ああんっ♡」
 仁美が首をよじって唇を求めてきた。
 真斗は首を傾けて仁美の唇を吸いながら、片方の手を股間に伸ばした。
 指先に愛液の温かい滑りを感じる。
 とん、と仁美の背中を押し壁に手を突かせる。
 仁美は真斗の意図を悟り、豊満な巨尻を突き出した。
 対面立位の突き上げでほんのり紅く染まった肌にシャワーの水滴が流れているのが艶めかしい。
 細くくびれた腰を掴んで、真斗は陰茎を挿し込んだ。
 ぐ、ぐ、ぐ、と硬直した肉槍が仁美の膣襞を押し広げた。
「うっ……ふうんっ!」
 濃い息を吐き出し、仁美が上体を反らした。
 ぱんっ!
 真斗が仁美の巨尻を突く。
 ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ!
 浴室に肉の当たる音が反響する。
 尻肉が真斗のピストンで波打つように揺れた。
 重みで垂れ下がった乳が、ぶるんぶるんと艶めかしくゆれている。
「はあん♡ 凄いっ……真斗さんっ♡」
 真斗の激しい責めに、肉体をよじって必死に耐える仁美。
「あんっ、ダメっ! イクうううっ!」
 仁美は上体を痙攣させているが、真斗は冷酷に執拗に一定のリズムで肉棒を打ち続けた。
「うっ、ううっ……おっ、おおおんっ!」
 壁に突いた仁美の腕の力が抜けた。真斗は激しいピストンを緩めず、仁美の頭が壁に打ち付けられて、ごん、と鈍い音が浴室にこだました。
 真斗は脱力した仁美の両腕を掴み、引き寄せながら腰を打ち付ける。
「おっ、おっ……おほっ♡」
 動物的な呻き声で舌を突き出す仁美を真斗は容赦なく責め続ける。
 両腕を引かれ上体を反らした仁美の豊満な乳房が、前に飛び出して踊り狂うように揺れていた。
「ああっ……仁美さんっ! 射精るっ!」
 真斗は陰茎を仁美の膣口から抜き、震える背中に大量の精液を放った。
 シャワーの水が、仁美の背中に当たり、白濁液を流していた。
 

 無邪気に会話を楽しんでいた新しい桐谷家の夜の食卓は、表面的には明るい雰囲気を醸していた。
 だが、それぞれの思惑が微妙な影を落としている。
「真斗くん、大学で彼女はできた?」
 仁美が智也の大学での友人関係に話題を振ってきた流れで、智也が真斗に問うた。
 上の空で話を聞いていた真斗は唐突な質問に戸惑う。
「いや……別に、いない……」
 消え入りそうな声で答える真斗。亜希と穂香は軽く微笑んでいるが、真斗の言葉に神経を尖らせているのがわかる。
「好きな人は、いるの?」
 満面の笑みで訊いてくる智也。
「いや……別に……」
 穂香が眼を伏せた。
 家族全員の前で、義理とはいえ妹が好きだ、と宣言などできない。
 そもそも、本当に穂香が好きなんだろうか? と真斗は思う。
 智也に奪われたくないがために、穂香を自分に縛り付けるために、「好きだ」と言っただけではないか?
 純粋な恋心ということで言えば、真斗が恋焦がれているのは仁美の方かもしれない。
 学校をサボって昼下がりに熟女を抱いた。
 他の家族がいない時を狙ったのだ。
 智也が来たことで肉体関係を控えよう、と仁美が言った。
 だが昼下がりの浴室で仁美は自らの情欲を持て余していたのだ。
 半ばレイプのような形で、強引に仁美にハメたが、拒否はされなかった。
 まだ、仁美と真斗の関係は、誰も勘付いていないはずだ。
 真斗は熟女の肉の感触を思い浮かべながら眠りについた。 
 


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 智也を迎えた桐谷家の日常は、淡々と過ぎていった。
 持ち前の明るさと話題の豊富さで、智也は食卓を盛り上げている。
 智也は真斗にも話を振ってくれた。おかげで真斗は孤立することなく家族の会話に参加できていた。
 どうやら勝手に智也の存在に脅威を感じていただけなのかもしれない、と真斗は思い始めた。
 智也は大学から真っ直ぐ帰ってくるし、休日もずっと家にいた。
 すでに智也が越して来てから二週間が過ぎている。
 真斗の下腹部が疼き始めた。もう二週間もセックスをしていない。
 新しい家に越して来てから、真斗はオナニーをしていなかった。
 生身の女と、それも三人の家族とのセックスを知った真斗は、ここでオナニーをしたら負けだという思いがある。
 穂香に窘められてから、真斗は智也が不在になる時を窺っていたのだが、なかなかチャンスが来なかった。
 二階にある桐谷家の女たちと真斗の部屋は、一階の奥にある智也の部屋とは物理的に距離がある。
 そろそろ大丈夫ではないか、とベッドに横たわった真斗は暗闇で冴えた瞳を光らせた。
 夜も更けて日付も変わった頃、真斗はそっと部屋を抜け、亜希の部屋のドアを押した。
 息を潜めて中を覗く。亜希の気配がない。
 部屋に入ると、亜希はいなかった。
 夜遅くまでパジャマ姿で智也と談笑していた亜希を見ている。
 真斗の胸が騒めいた。
 足音を忍ばせて階段を降りる。一階も真っ暗だ。
 廊下の奥にある智也の部屋に向かう。スリッパが音をたてそうだったので真斗は手に持って裸足で歩いた。
 奥の部屋から人の息遣いのような音が漏れ聞こえてくる。
(あっ……あんっ……)
 真斗は眼を剥いた。女の嬌声だ。
 息を止めて智也の部屋のドアの前に立つ。
「あっ、あっ、あっ、あああんっ!」
 ひときわ大きな女の声が耳を突き、真斗はびくっと身体を竦めた。ドア越しに聞こえる音にしてはかなりの音量だ。
 耳を澄ませると、ぱちん、ぱちん、と肉を当てる音も聞こえる。
 明らかに亜希が智也にハメられている。
 真斗は胸を締め付けられるような息苦しさを感じた。
 沙希が犯られているのに気づいた時のような、驚きと悲しみが入り混じった感情が真斗を抉る。
「あはんっ、イクっ、イクっ、イグうううっ!」
 亜希の絶叫が耳を刺す。
 荒い息をする音がして、やがてドアの向こう側は静かになった。
 気配を悟られてはまずいと思い。真斗はゆっくりと足を引いて身体の向きを変えた。
 階段に向かって歩き始めた真斗。
「あああんっ♡」
 再び亜希の嬌声が廊下にまで響く。
「あはんっ……やんっ……」
 亜希が智也に更に追い打ちを掛けられて喘いでいるのだろう。
 階段まで届く亜希の嬌声を背に、真斗は穂香の部屋に入り込んだ。
 まだ寝惚けている穂香を裸に剥いて、真斗は肉棒を挿し込んだ。
「んっ……ふんっ……ああんっ!」
 両腕で顔を隠し、巨乳を揺らしている穂香に真斗は容赦ないピストンを打ち込む。
「あっ、あっ、あっ……はあんっ!」
 穂香が薄目を開けて真斗を見上げている。
 最初は抵抗感があった膣内が愛液で解れてきていた。
「お兄ちゃんっ……ううんっ!」
 穂香が真斗に組み敷かれ、肉体をくねらせていた。
「あんっ、はあんっ……気持ちっ……いいっ!」
 二人とも久しぶりのセックスだった。
「あっ、あっ、ああんっ! はあんっ!」
 穂香の叫びが暗い部屋に響く。いつもなら真斗は穂香の嬌声が部屋の外に漏れないように唇を塞ぐのだが、今夜はそのままにした。
 既に仁美には穂香や亜希と交わっていることは知られている。
 穂香との結合部からは、ぬちゃっ、ぬちゃっ、と愛液の水音が零れていた。
 先ほど聞いた亜希の嬌声がまだ耳にこびりついている。
 油断していた。智也は桐谷家の娘たちに馴染んでいたとはいえ、こんなに早く手を出してくるとは思わなかった。
 いや、きっかけを作ったのは亜希の方かもしれない、と真斗は思い直す。
 真斗は亜希が初めてのセックスの相手だったが、どちらかといえば亜希の方から誘惑してきたのだと言えた。
 亜希とは愛の告白もなく肉体を交えた。その後なんどもセックスしたがお互いの肉欲を充たしていただけだ。
 真斗が想っているほど、亜希は真斗に執着してはいないのだろう。
 処女なのに経験豊富なビッチを装って真斗と関係を持った亜希。
 イケメンの智也に興味を持っても仕方ないのかもしれない。
「ああんっ、お兄ちゃんっ! いっ、いいのおっ!」
 びくん、びくん、と肉体を痙攣させる穂香。
 穂香は「お兄ちゃんが好き」と真斗に縋っている。
「穂香っ……好きだよっ!」
 真斗は肉棒を穂香のポルチオに打ち付けながら囁いた。
 穂香が眼を大きく見開いた。
「お兄ちゃんっ……嬉しいっ! 私、もっ……好きっ!」
 穂香が両手を伸ばしてくる。真斗は穂香と手を繋ぎ、上体を倒して唇を合わせた。
「んんっ……ふんっ……はあっ……れろっ……」
 穂香の巨乳を胸板で潰し、舌を絡めながら真斗は腰を振った。
 今まで穂香が好きという気持ちを表現していたのに、真斗は応えてこなかった。
 上下の口で繋がりながら、真斗は穂香だけは離すまいと決意した。
 亜希が寝取られた夜、穂香を抱き潰した真斗はベッドで彼女と肌を寄せ合った。
 静かな寝息をたてる穂香の髪を撫でながら、真斗の眼は冴えていた。
 窓の外が白み始めた頃、穂香を起こさないようにベッドから身体を抜き、そっとドアを開けた。
 自分の部屋に向かおうとしたとき、階段を昇ってくる亜希と出くわした。
「あ……」
 眼を丸くして絶句する亜希。寝乱れた髪が生々しい。
「おはよう……」
 真斗は声をかけて自分の部屋に向かう。亜希は階段の途中で立ち尽くしたままだ。
 お互い誰とどんな夜を過ごしたのかが明らかになった瞬間だった。
 朝の食卓では家族全員が揃っていた。
 仁美の笑顔が眩しい。普段と様子が違うのは二人の娘たちだった。
 穂香は智也が来てから制服に着替えて食卓についていたが、今日はパジャマ姿に戻っていた。
 真斗は穂香がにこにこと視線を向けてくるのを嫌でも感じてしまう。
 一方、亜希はいつもよりテンションが低めで口数が少なかった。
 真斗と智也を交互に意識しているのが、視線の動きでわかる。
 智也、穂香、真斗の順で家を出た。亜希は今日も午後からの講義らしい。
 真斗は午前の講義で切り上げて、大学を出た。
 真っ直ぐに自宅に向かう。
 玄関に立つが、仁美の気配がない。リビングも無人だ。
 バスルームの脱衣室の扉を開けると、シャワーの水音が響いてきた。
 初めて仁美のオナニーの声を聞いた時と同じ|状況《シチュエーション》だ。
 多分午前中に家事をした後、シャワーを浴びるのが日課になっているのだろう。
 すりガラスに映る仁美の肌色のシルエットを見ながら、真斗は服を脱いだ。
 既にいきり立った陰茎は反り上がって血管が浮いている。
(……あっ……)
 シャワーの水音に微かに仁美の息の音が混じる。
(あっ……あっ……うんっ!)
 肌色のシルエットがうねっている。仁美がオナニーをしているのは明らかだ。
 智也が家に来たことで、家族同士の性的関係を避けようと仁美は言っていた。
 だが自らの内に滾る肉欲は抑え込めなかったのだろう。
 真斗はバスルームの扉に手を掛けた。
「きゃああっ!」
 仁美の悲鳴が浴室に反響して真斗の鼓膜を刺した。
 左手で豊乳を掴み右手を股間に当てた瞳が眼を丸くして怯えている。
 とっさに愛撫していた乳房と股間を手で隠す。
「真斗さんっ!」
 裸で自慰を見られて動揺している仁美の視線が、全裸で屹立している真斗の剛直に引き寄せられた。
「あんっ!」
 真斗は仁美の豊満な肉体を抱き寄せる。シャワーが二人の顔に降り注いだ。
 仁美の片足に手をかけ持ち上げる。そのまま浴室の壁に仁美を追い込み、腰を下げて肉棒を膣口に当てた。
「えっ、ええっ?」
 対面立位で戸惑う仁美に角度を合わせて肉槍を突き入れる。
「あああんっ♡」
 ずぷり、と既に愛液に塗れた瞳の膣内に真斗の剛直がハマり込んだ。
 真斗は腰を落とし、仁美を突き上げる。
「あんっ、はあんっ!」
 仁美は真斗の首にぶら下がるように腕を回し、肉棒の突き上げと自身の体重でポルチオを突かれて絶叫する。
「あんっ、やんっ……ううんっ!」
 容赦ない真斗の突き上げが続く。
 仁美は快感のあまり首を横に振り、濡れた髪先から水滴を飛ばした。
「あっ、イっ、イクイクイクううっ!」
 仁美は全身を小刻みに痙攣させ、絶頂を超えた。
 真斗は震える仁美の唇を塞ぎ、呻き声を吸った。
「んんっ……ぐっ……ぶちゅっ……れろっ……」 
 お互いの唇を貪り尽くすように舌と息を絡める二人。
 唇を外し、見つめ合う。
 切なげに眉を歪め、真斗を愛おし気に見つめる仁美。
 真斗は仁美の背後に回り、両手で掴み切れない豊乳を揉みしだく。
「あっ……ああんっ♡」
 仁美が首をよじって唇を求めてきた。
 真斗は首を傾けて仁美の唇を吸いながら、片方の手を股間に伸ばした。
 指先に愛液の温かい滑りを感じる。
 とん、と仁美の背中を押し壁に手を突かせる。
 仁美は真斗の意図を悟り、豊満な巨尻を突き出した。
 対面立位の突き上げでほんのり紅く染まった肌にシャワーの水滴が流れているのが艶めかしい。
 細くくびれた腰を掴んで、真斗は陰茎を挿し込んだ。
 ぐ、ぐ、ぐ、と硬直した肉槍が仁美の膣襞を押し広げた。
「うっ……ふうんっ!」
 濃い息を吐き出し、仁美が上体を反らした。
 ぱんっ!
 真斗が仁美の巨尻を突く。
 ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ!
 浴室に肉の当たる音が反響する。
 尻肉が真斗のピストンで波打つように揺れた。
 重みで垂れ下がった乳が、ぶるんぶるんと艶めかしくゆれている。
「はあん♡ 凄いっ……真斗さんっ♡」
 真斗の激しい責めに、肉体をよじって必死に耐える仁美。
「あんっ、ダメっ! イクうううっ!」
 仁美は上体を痙攣させているが、真斗は冷酷に執拗に一定のリズムで肉棒を打ち続けた。
「うっ、ううっ……おっ、おおおんっ!」
 壁に突いた仁美の腕の力が抜けた。真斗は激しいピストンを緩めず、仁美の頭が壁に打ち付けられて、ごん、と鈍い音が浴室にこだました。
 真斗は脱力した仁美の両腕を掴み、引き寄せながら腰を打ち付ける。
「おっ、おっ……おほっ♡」
 動物的な呻き声で舌を突き出す仁美を真斗は容赦なく責め続ける。
 両腕を引かれ上体を反らした仁美の豊満な乳房が、前に飛び出して踊り狂うように揺れていた。
「ああっ……仁美さんっ! 射精るっ!」
 真斗は陰茎を仁美の膣口から抜き、震える背中に大量の精液を放った。
 シャワーの水が、仁美の背中に当たり、白濁液を流していた。
 無邪気に会話を楽しんでいた新しい桐谷家の夜の食卓は、表面的には明るい雰囲気を醸していた。
 だが、それぞれの思惑が微妙な影を落としている。
「真斗くん、大学で彼女はできた?」
 仁美が智也の大学での友人関係に話題を振ってきた流れで、智也が真斗に問うた。
 上の空で話を聞いていた真斗は唐突な質問に戸惑う。
「いや……別に、いない……」
 消え入りそうな声で答える真斗。亜希と穂香は軽く微笑んでいるが、真斗の言葉に神経を尖らせているのがわかる。
「好きな人は、いるの?」
 満面の笑みで訊いてくる智也。
「いや……別に……」
 穂香が眼を伏せた。
 家族全員の前で、義理とはいえ妹が好きだ、と宣言などできない。
 そもそも、本当に穂香が好きなんだろうか? と真斗は思う。
 智也に奪われたくないがために、穂香を自分に縛り付けるために、「好きだ」と言っただけではないか?
 純粋な恋心ということで言えば、真斗が恋焦がれているのは仁美の方かもしれない。
 学校をサボって昼下がりに熟女を抱いた。
 他の家族がいない時を狙ったのだ。
 智也が来たことで肉体関係を控えよう、と仁美が言った。
 だが昼下がりの浴室で仁美は自らの情欲を持て余していたのだ。
 半ばレイプのような形で、強引に仁美にハメたが、拒否はされなかった。
 まだ、仁美と真斗の関係は、誰も勘付いていないはずだ。
 真斗は熟女の肉の感触を思い浮かべながら眠りについた。