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義母と交わり想いを遂げる

ー/ー



 小さな家族葬ホールの宿泊スペースには二人しか泊まれない。
 亜希と穂香は自宅に帰り、今夜は仁美と真斗が義之の遺体に寄り添うことにした。
 スタッフが施錠して帰っていったので、建物の中にいるのは真斗と仁美、そして義之の遺体のみとなった。
 仁美は冷気漂う安置室の棺に膝をついたまま凭れている。
 黒い喪服に包まれた女体の描く腰回りから尻へのラインが艶めかしい。
 こんな時に仁美に欲情してしまうなんて不謹慎だ、と真斗は所かまわず発動する自分の淫欲を呪った。
 仁美が漏らす嗚咽と涙と洟を啜る音が、静かな安置室に響く。
 もう日付が変わって深夜になってしまっている。
 真斗は身体を震わせている仁美に近づき、肩に手を置いた。
「仁美さん、もう遅いですから……休みましょう……」
 返事がない。
「仁美さん、立てますか?」
 真斗は仁美の脇に手を差し込んで、立ち上がらせた。
 ふわっと甘い香りが真斗を包む。柔らかい仁美の肉の感触が真斗に当たる。
 仁美に肩を貸し、和室に向かってゆっくりと歩く。
 仁美は自分では真っ直ぐ歩けない状態だ。
 
 宿泊スペースは、八畳の和室と簡易的な台所、そしてシャワー室があった。
 狭いが清潔感のあるスペースだった。
 ぺたんと膝をついて脱力している仁美。
「仁美さん、シャワー浴びてください。俺、布団敷いておきますから」
 仁美は壁に視線を向けたまま放心している。
 いかに仁美が義之を愛していて、愛する者を失った喪失感に囚われているのか、真斗は痛いくらいに感じ取っていた。
「仁美さん?」
 真斗の呼びかけに仁美は応えない。
 涙に暮れた瞳は真斗の方に向けられているが、焦点が合っていない。曖昧に開いた唇の端に、乱れた髪が付いている。
 真斗は、そんな仁美に艶めかしさを感じてしまっている。
「仁美さん、大丈夫ですか?」
 仁美を立ち上がらせようと膝立ちで真斗が近づくと、焦点がぼやけていた仁美の瞳の色が急に変わった。
「義之さん!」
 仁美が叫んで真斗に抱きついてきた。
 突然の勢いに押されて、真斗は尻もちをついた。仁美の巨乳が真斗の胸を押す。
「ちょっと、仁美さん!」
 ぐいぐいと迫ってくる仁美に気圧されて、真斗は仁美に伸し掛かられるようにして、仰向けに倒れた。
 至近距離で仁美と見つめ合う。
 仁美が真斗に唇を押し付けてきた。
「んんっ……ふんっ……んぐっ……」
 仁美は喉の奥で呻きながら、真斗の口に舌を差し込んでくる。
 父の名を呼びながら唇を貪るように吸ってくる仁美。父の事故で向かった瑞原市のビジネスホテルで仁美は錯乱して真斗に迫ってきた。
 仁美の精神状態が再び異常を来したのだろうか。
 だが、さすがに父の亡骸の近くで、義母と身体を重ねているのはまずい、と真斗は思う。
 伸し掛かっている仁美を押すようにして真斗は身体を回転させた。今度は真斗が上になる。
「仁美さん……落ち着いて……」
 唇を外し、真斗は呼びかける。
 仁美の瞳が潤んでいる。
 再び、仁美が唇を押し付けてきた。さらに真斗の首にまわした腕に力を込めてくる。
 柔らかい仁美の肉を全身に感じて、真斗のぺニスに血液がなだれこんだ。
 唇を吸いながら、真斗は仁美の横に身体をずらし、無意識のうちに巨乳を掴んでしまう。
「んっ……んんっ……」 
 切なげに呻く仁美は抵抗しない。
 最愛の夫を亡くした事実から逃れるために、夫にそっくりの義理の息子に縋っている仁美。
 真斗は、脳内で点灯する警告を無視して、何度も妄想で抱いていた義母に向けた淫欲を解き放った。
 夜間、二人きりの施錠された家族葬ホール。
 亡き父には申し訳ないとは思うが、密かに焦がれていた仁美の肉を感じて、真斗はこれ以上自制する限度を超えていた。
 
 服の上から仁美の乳房の柔らかさを感じる。真斗は前開きのファスナーに手をかけた。
 お腹のあたりまでファスナーを下ろし、仁美の前を開いた。黒いレースのブラジャーに窮屈そうに詰まっている豊乳が現れる。
 真斗は下着の上から両の乳を激しく揉み込んだ。
「ああっ……ふんっ……あんっ!」
 切なげに身体をよじる仁美。
 真斗は喪服のワンピースの袖を片方ずつ抜いた。生々しい白い肩を突き出し、仁美は上半身を剥かれるままに任せた。 
 背中のホックに手をまわして外すと窮屈そうにカップに収まっていた乳肉が解放される。
 横に広がる円い乳房が圧倒的な量感で真斗の眼前に晒された。思わず真斗は両手で乳肉を掴む。指の間から肉が零れた。
「あっ……はあんっ!」
 切なげな息を漏らして、仁美が身体をよじる。
 穂香よりも更に大きな巨乳の感触に、真斗の陰茎が硬度を増した。
 桜色の乳首を真斗は唇に含んで無心で吸い付く。
「あんっ……はあんっ……いっ、いいっ!」
 仁美が小刻みに震えているのを感じ、真斗は両手で乳房を揉み上げながら、交互に両の乳首を咥える。
(仁美さんと……繋がりたい!)
 逸る真斗は、仁美のワンピースをずり下げるように足から抜いた。
 黒いタイツに包まれた豊満な下半身が晒される。
 仁美は薄く瞼を開けて真斗を見上げている。抵抗の意志はないようだ。
 真斗のことを、義之だと仁美は本当に思い込んでいるのだろうか?
 仁美が正気に戻ったら、真斗が進めている行為を拒絶してしまうだろう。
 気持ちが急いた真斗は、黒いストッキングを捲るようにして下ろしていく。
 餅のように弾力のある白い腿が晒されていく。
 仁美は脚を伸ばしてストッキングが抜かれるままにした。
 黒いレースのパンティ一枚に剥かれた仁美が、艶めかしく身体をくねらせている。
 真斗は自分の服を剝ぎ取るように全裸になり、猛り狂った肉棒を仁美の前に晒した。
 仁美の視線が真斗の剛直に注がれている。
(早く、仁美さんに、ハメないと!)
 仁美が正気にかえる前に繋がりたい、と真斗は黒いパンティを手早くずり下ろした。
 濃い目の陰毛に包まれた陰唇が真斗の前に晒された。
 真斗は血管の浮き出た肉棒に手を添えて、仁美の股の間に腰を構えた。
 動物的な呻きを上げて、真斗は肉棒の先端を膣口にあてがった。
 にゅぷっ、と亀頭が吸い込まれる。温かい滑りを感じる。真斗は陰茎の角度を合わせて腰を進めた。
「んっ……ふうんっ!」 
 ずぷり、と肉棒が膣内に吸い込まれ、仁美が白い首を反らして喘いだ。
 ぐ、ぐ、ぐ、と膣壁を裂いて仁美の最奥に達した。
 真斗は仁美との結合部を見つめた。陰毛が擦り合わされ、恥骨同士が当たって細かい震えが伝わって来る。
 温かく滑っている膣襞にじんわりと包まれた陰茎が心地よい。
(仁美さんと……ひとつになった!)
 出合った時から(こいねが)っていた想いを遂げた真斗は、全身で震える悦びに浸っていた。
 仁美が眉を歪めて切なげな表情で真斗を見つめている。
 真斗が上体を倒し、仁美の巨乳を胸板で潰しながら、唇を吸った。
 上下の口で繋がっている一体感で真斗は痺れている。
 腰をゆっくりと引き、再び最奥まで肉棒を打ち付けた。
「んっ……んぐっ!」 
 仁美が喉の奥で呻く。
 真斗は腰の振りを徐々に早めた。
 くちゅっ、くちゅっ、と二人の性器から淫らな音が漏れている。
(ああっ……仁美さんっ!)
「んんっ……ふんっ……はあんっ!」
 仁美が唇を外して声を上げた。真斗は両腕で仁美の膝裏を抱え上げ、肉棒を垂直に打ち込んだ。
「あんっ、はんっ、ああんっ!」
 ぱつん、ぱつん、と肉を打ち付ける思い音に合わせて、仁美が声をあげる。 
「ああっ……仁美、さあんっ!」
 真斗は上体を反らして天を仰ぎ、激しく腰を打ち付ける。
 ぐちゅっ、ぐちゅっ、と結合部から愛液が捏ねられる音がする。
 真斗の動きに合わせて、巨乳がぶるんぶるんと揺れていた。
「あっ、あっ、あっ、はあっ……ふんっ!」
 眼を閉じ、眉を歪めながら、裸身をくねらせている仁美。
 初めて亜希と繋がり、穂香とも交わった。
 だが、娘二人よりも、その母の芳醇な肉体を組み敷いていることに、真斗の雄の本能が震えていた。
 真斗の勢いで、畳の上をずりずりと押された仁美の頭が壁について曲がる。
 真斗は仁美のくびれた腰を両手で持ち、抱え上げるように浮かせて、部屋の中央に引きずった。
 腰を浮かせて結合したまま、真斗は硬い肉を仁美に打ち込む。
 腰高の体位になった仁美は上体を海老のように躍らせている。
 横に流れて揺れている乳肉が艶めかしい。
「ああっ……凄っ……いいっ!」
 真斗は仁美の腰を畳に下ろし、身体を横に向かせた。
 片足を上げさせて、更に深く肉棒を差し込む。
 いわゆる松葉くずしで、真斗のペニスがさらに深く仁美の奥を突いた。
 ぬちゃっ、ぬちゃっ、と愛液が淫猥な音をたてている。
 横向きで重なった両の乳房が畳の上に広がる。
「ああんっ……いいっ、いいのおっ!」
 仁美が快感の言葉を漏らして喘いでいることで、真斗は歓喜した。
 真斗は仁美をうつ伏せにさせ、腰を持ち上げ、四つん這いにさせた。
 真斗の腰より幅の広い豊満な尻を掴みながら、バックから肉棒を抜き挿しする。
「ああっ……仁美さんのっ、お尻、エロいっ!」
 声を上げながら、真斗は猛然と抽送を開始した。
 ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、と肉を打つ乾いた音が部屋に響く。
 出入りしている陰茎には白濁した愛液が絡んでいる。
 薄茶色の肛門を晒して、仁美が真斗にハメられている。
「やあんっ……いっ、いいっ!」
 首を振り乱しながら上体を揺すり、仁美が喘いでいた。
 真斗の下腹部から射精欲が湧いている。
 できるだけ長く、仁美と繋がっていたかったが、あまりにも艶めかしい仁美の裸身を見て、陰茎の根元の疼きが耐えがたいものになっていた。
「あっ……ああっ! イ、イクっ、イクううっ!」
 突然、仁美が叫び、痙攣を始めた。
 絶頂を迎えた仁美の膣襞が、ぎゅううっ、と真斗の肉棒を締め付ける。
 堪らず、真斗は陰茎をずりゅっ、と抜いて淫欲の滾りを放った。
 びゅっ、びゅっ、びゅるるるっ、と仁美の背中に白濁液が降り注ぐ。
「ああっ……はあっ……ふうんっ!」 
 仁美が震えながら荒い息を漏らす。
 真斗は長い射精を終えても、肉棒をびくんびくんと震わせていた。
 
 しばらくして脱力した仁美がうつ伏せに倒れる。真斗は白い背中に付着した自分の情欲の汁を拭き取った。
 父の遺体が眠る同じ建物で、父の愛した女性と結合してしまった。
 脳内では罪の意識が芽生え始めていたが、恋焦がれた女性への想いを遂げた肉体の充実感の方が優っている。
(仁美さんと……ひとつになれた……)
 真斗は上体を仁美に被せて、激しい交わり(セックス)で解れ毛の目立つうなじに舌を這わせた。
 仁美が正気に戻ったら、真斗の衝動的な行為を軽蔑し、真斗を拒絶してしまうかもしれない。
 だが、真斗はそうなったとしても、後悔はない、と思う。
 初めてセックスした亜希とも、柔らかい肉の穂香とも違う、心の底から充たされるセックスが仁美とできたように思う。

 肉体の火照りが醒めてくると肌に冷気を感じてきた。
 真斗は押し入れから毛布を取り出し、畳に伏せている仁美に掛けた。
 顔を横に向けた仁美が、瞼を開いて横目で真斗を見た。
「真斗さん……」
 自分の名を呼ばれた真斗は驚きで眼を見開いた。
「真斗さん……来て……」
 仁美の声に誘われ、真斗はそっと毛布に潜り込んだ。
 仁美が真斗の胸に顔を乗せて、肉体を密着させてきた。
 真斗のことを父の義之だと思い込んで仁美は陰茎を受け入れたのではなかったのだろうか?
 仁美は真斗だと気づいていて受け入れてくれたのだろうか?
「仁美さん……すみません……」
 思わず真斗は呟いていた。仁美は何も応えない。
 その夜、初めて結合した二人は、裸で寄り添った。 
 


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 亜希と穂香は自宅に帰り、今夜は仁美と真斗が義之の遺体に寄り添うことにした。
 スタッフが施錠して帰っていったので、建物の中にいるのは真斗と仁美、そして義之の遺体のみとなった。
 仁美は冷気漂う安置室の棺に膝をついたまま凭れている。
 黒い喪服に包まれた女体の描く腰回りから尻へのラインが艶めかしい。
 こんな時に仁美に欲情してしまうなんて不謹慎だ、と真斗は所かまわず発動する自分の淫欲を呪った。
 仁美が漏らす嗚咽と涙と洟を啜る音が、静かな安置室に響く。
 もう日付が変わって深夜になってしまっている。
 真斗は身体を震わせている仁美に近づき、肩に手を置いた。
「仁美さん、もう遅いですから……休みましょう……」
 返事がない。
「仁美さん、立てますか?」
 真斗は仁美の脇に手を差し込んで、立ち上がらせた。
 ふわっと甘い香りが真斗を包む。柔らかい仁美の肉の感触が真斗に当たる。
 仁美に肩を貸し、和室に向かってゆっくりと歩く。
 仁美は自分では真っ直ぐ歩けない状態だ。
 宿泊スペースは、八畳の和室と簡易的な台所、そしてシャワー室があった。
 狭いが清潔感のあるスペースだった。
 ぺたんと膝をついて脱力している仁美。
「仁美さん、シャワー浴びてください。俺、布団敷いておきますから」
 仁美は壁に視線を向けたまま放心している。
 いかに仁美が義之を愛していて、愛する者を失った喪失感に囚われているのか、真斗は痛いくらいに感じ取っていた。
「仁美さん?」
 真斗の呼びかけに仁美は応えない。
 涙に暮れた瞳は真斗の方に向けられているが、焦点が合っていない。曖昧に開いた唇の端に、乱れた髪が付いている。
 真斗は、そんな仁美に艶めかしさを感じてしまっている。
「仁美さん、大丈夫ですか?」
 仁美を立ち上がらせようと膝立ちで真斗が近づくと、焦点がぼやけていた仁美の瞳の色が急に変わった。
「義之さん!」
 仁美が叫んで真斗に抱きついてきた。
 突然の勢いに押されて、真斗は尻もちをついた。仁美の巨乳が真斗の胸を押す。
「ちょっと、仁美さん!」
 ぐいぐいと迫ってくる仁美に気圧されて、真斗は仁美に伸し掛かられるようにして、仰向けに倒れた。
 至近距離で仁美と見つめ合う。
 仁美が真斗に唇を押し付けてきた。
「んんっ……ふんっ……んぐっ……」
 仁美は喉の奥で呻きながら、真斗の口に舌を差し込んでくる。
 父の名を呼びながら唇を貪るように吸ってくる仁美。父の事故で向かった瑞原市のビジネスホテルで仁美は錯乱して真斗に迫ってきた。
 仁美の精神状態が再び異常を来したのだろうか。
 だが、さすがに父の亡骸の近くで、義母と身体を重ねているのはまずい、と真斗は思う。
 伸し掛かっている仁美を押すようにして真斗は身体を回転させた。今度は真斗が上になる。
「仁美さん……落ち着いて……」
 唇を外し、真斗は呼びかける。
 仁美の瞳が潤んでいる。
 再び、仁美が唇を押し付けてきた。さらに真斗の首にまわした腕に力を込めてくる。
 柔らかい仁美の肉を全身に感じて、真斗のぺニスに血液がなだれこんだ。
 唇を吸いながら、真斗は仁美の横に身体をずらし、無意識のうちに巨乳を掴んでしまう。
「んっ……んんっ……」 
 切なげに呻く仁美は抵抗しない。
 最愛の夫を亡くした事実から逃れるために、夫にそっくりの義理の息子に縋っている仁美。
 真斗は、脳内で点灯する警告を無視して、何度も妄想で抱いていた義母に向けた淫欲を解き放った。
 夜間、二人きりの施錠された家族葬ホール。
 亡き父には申し訳ないとは思うが、密かに焦がれていた仁美の肉を感じて、真斗はこれ以上自制する限度を超えていた。
 服の上から仁美の乳房の柔らかさを感じる。真斗は前開きのファスナーに手をかけた。
 お腹のあたりまでファスナーを下ろし、仁美の前を開いた。黒いレースのブラジャーに窮屈そうに詰まっている豊乳が現れる。
 真斗は下着の上から両の乳を激しく揉み込んだ。
「ああっ……ふんっ……あんっ!」
 切なげに身体をよじる仁美。
 真斗は喪服のワンピースの袖を片方ずつ抜いた。生々しい白い肩を突き出し、仁美は上半身を剥かれるままに任せた。 
 背中のホックに手をまわして外すと窮屈そうにカップに収まっていた乳肉が解放される。
 横に広がる円い乳房が圧倒的な量感で真斗の眼前に晒された。思わず真斗は両手で乳肉を掴む。指の間から肉が零れた。
「あっ……はあんっ!」
 切なげな息を漏らして、仁美が身体をよじる。
 穂香よりも更に大きな巨乳の感触に、真斗の陰茎が硬度を増した。
 桜色の乳首を真斗は唇に含んで無心で吸い付く。
「あんっ……はあんっ……いっ、いいっ!」
 仁美が小刻みに震えているのを感じ、真斗は両手で乳房を揉み上げながら、交互に両の乳首を咥える。
(仁美さんと……繋がりたい!)
 逸る真斗は、仁美のワンピースをずり下げるように足から抜いた。
 黒いタイツに包まれた豊満な下半身が晒される。
 仁美は薄く瞼を開けて真斗を見上げている。抵抗の意志はないようだ。
 真斗のことを、義之だと仁美は本当に思い込んでいるのだろうか?
 仁美が正気に戻ったら、真斗が進めている行為を拒絶してしまうだろう。
 気持ちが急いた真斗は、黒いストッキングを捲るようにして下ろしていく。
 餅のように弾力のある白い腿が晒されていく。
 仁美は脚を伸ばしてストッキングが抜かれるままにした。
 黒いレースのパンティ一枚に剥かれた仁美が、艶めかしく身体をくねらせている。
 真斗は自分の服を剝ぎ取るように全裸になり、猛り狂った肉棒を仁美の前に晒した。
 仁美の視線が真斗の剛直に注がれている。
(早く、仁美さんに、ハメないと!)
 仁美が正気にかえる前に繋がりたい、と真斗は黒いパンティを手早くずり下ろした。
 濃い目の陰毛に包まれた陰唇が真斗の前に晒された。
 真斗は血管の浮き出た肉棒に手を添えて、仁美の股の間に腰を構えた。
 動物的な呻きを上げて、真斗は肉棒の先端を膣口にあてがった。
 にゅぷっ、と亀頭が吸い込まれる。温かい滑りを感じる。真斗は陰茎の角度を合わせて腰を進めた。
「んっ……ふうんっ!」 
 ずぷり、と肉棒が膣内に吸い込まれ、仁美が白い首を反らして喘いだ。
 ぐ、ぐ、ぐ、と膣壁を裂いて仁美の最奥に達した。
 真斗は仁美との結合部を見つめた。陰毛が擦り合わされ、恥骨同士が当たって細かい震えが伝わって来る。
 温かく滑っている膣襞にじんわりと包まれた陰茎が心地よい。
(仁美さんと……ひとつになった!)
 出合った時から|希《こいねが》っていた想いを遂げた真斗は、全身で震える悦びに浸っていた。
 仁美が眉を歪めて切なげな表情で真斗を見つめている。
 真斗が上体を倒し、仁美の巨乳を胸板で潰しながら、唇を吸った。
 上下の口で繋がっている一体感で真斗は痺れている。
 腰をゆっくりと引き、再び最奥まで肉棒を打ち付けた。
「んっ……んぐっ!」 
 仁美が喉の奥で呻く。
 真斗は腰の振りを徐々に早めた。
 くちゅっ、くちゅっ、と二人の性器から淫らな音が漏れている。
(ああっ……仁美さんっ!)
「んんっ……ふんっ……はあんっ!」
 仁美が唇を外して声を上げた。真斗は両腕で仁美の膝裏を抱え上げ、肉棒を垂直に打ち込んだ。
「あんっ、はんっ、ああんっ!」
 ぱつん、ぱつん、と肉を打ち付ける思い音に合わせて、仁美が声をあげる。 
「ああっ……仁美、さあんっ!」
 真斗は上体を反らして天を仰ぎ、激しく腰を打ち付ける。
 ぐちゅっ、ぐちゅっ、と結合部から愛液が捏ねられる音がする。
 真斗の動きに合わせて、巨乳がぶるんぶるんと揺れていた。
「あっ、あっ、あっ、はあっ……ふんっ!」
 眼を閉じ、眉を歪めながら、裸身をくねらせている仁美。
 初めて亜希と繋がり、穂香とも交わった。
 だが、娘二人よりも、その母の芳醇な肉体を組み敷いていることに、真斗の雄の本能が震えていた。
 真斗の勢いで、畳の上をずりずりと押された仁美の頭が壁について曲がる。
 真斗は仁美のくびれた腰を両手で持ち、抱え上げるように浮かせて、部屋の中央に引きずった。
 腰を浮かせて結合したまま、真斗は硬い肉を仁美に打ち込む。
 腰高の体位になった仁美は上体を海老のように躍らせている。
 横に流れて揺れている乳肉が艶めかしい。
「ああっ……凄っ……いいっ!」
 真斗は仁美の腰を畳に下ろし、身体を横に向かせた。
 片足を上げさせて、更に深く肉棒を差し込む。
 いわゆる松葉くずしで、真斗のペニスがさらに深く仁美の奥を突いた。
 ぬちゃっ、ぬちゃっ、と愛液が淫猥な音をたてている。
 横向きで重なった両の乳房が畳の上に広がる。
「ああんっ……いいっ、いいのおっ!」
 仁美が快感の言葉を漏らして喘いでいることで、真斗は歓喜した。
 真斗は仁美をうつ伏せにさせ、腰を持ち上げ、四つん這いにさせた。
 真斗の腰より幅の広い豊満な尻を掴みながら、バックから肉棒を抜き挿しする。
「ああっ……仁美さんのっ、お尻、エロいっ!」
 声を上げながら、真斗は猛然と抽送を開始した。
 ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、と肉を打つ乾いた音が部屋に響く。
 出入りしている陰茎には白濁した愛液が絡んでいる。
 薄茶色の肛門を晒して、仁美が真斗にハメられている。
「やあんっ……いっ、いいっ!」
 首を振り乱しながら上体を揺すり、仁美が喘いでいた。
 真斗の下腹部から射精欲が湧いている。
 できるだけ長く、仁美と繋がっていたかったが、あまりにも艶めかしい仁美の裸身を見て、陰茎の根元の疼きが耐えがたいものになっていた。
「あっ……ああっ! イ、イクっ、イクううっ!」
 突然、仁美が叫び、痙攣を始めた。
 絶頂を迎えた仁美の膣襞が、ぎゅううっ、と真斗の肉棒を締め付ける。
 堪らず、真斗は陰茎をずりゅっ、と抜いて淫欲の滾りを放った。
 びゅっ、びゅっ、びゅるるるっ、と仁美の背中に白濁液が降り注ぐ。
「ああっ……はあっ……ふうんっ!」 
 仁美が震えながら荒い息を漏らす。
 真斗は長い射精を終えても、肉棒をびくんびくんと震わせていた。
 しばらくして脱力した仁美がうつ伏せに倒れる。真斗は白い背中に付着した自分の情欲の汁を拭き取った。
 父の遺体が眠る同じ建物で、父の愛した女性と結合してしまった。
 脳内では罪の意識が芽生え始めていたが、恋焦がれた女性への想いを遂げた肉体の充実感の方が優っている。
(仁美さんと……ひとつになれた……)
 真斗は上体を仁美に被せて、激しい|交わり《セックス》で解れ毛の目立つうなじに舌を這わせた。
 仁美が正気に戻ったら、真斗の衝動的な行為を軽蔑し、真斗を拒絶してしまうかもしれない。
 だが、真斗はそうなったとしても、後悔はない、と思う。
 初めてセックスした亜希とも、柔らかい肉の穂香とも違う、心の底から充たされるセックスが仁美とできたように思う。
 肉体の火照りが醒めてくると肌に冷気を感じてきた。
 真斗は押し入れから毛布を取り出し、畳に伏せている仁美に掛けた。
 顔を横に向けた仁美が、瞼を開いて横目で真斗を見た。
「真斗さん……」
 自分の名を呼ばれた真斗は驚きで眼を見開いた。
「真斗さん……来て……」
 仁美の声に誘われ、真斗はそっと毛布に潜り込んだ。
 仁美が真斗の胸に顔を乗せて、肉体を密着させてきた。
 真斗のことを父の義之だと思い込んで仁美は陰茎を受け入れたのではなかったのだろうか?
 仁美は真斗だと気づいていて受け入れてくれたのだろうか?
「仁美さん……すみません……」
 思わず真斗は呟いていた。仁美は何も応えない。
 その夜、初めて結合した二人は、裸で寄り添った。