表示設定
表示設定
目次 目次




3.旦那様が冒険中にしたくなっちゃって……?(1/2)

ー/ー



*このエピソードの要素 #野外 #手コキ #着衣プレイ #フェラチオ #ロマンス*



 硫黄の匂い。
 黄褐色の地面のあちこちから煙が立ち込める、そんな火山地帯。
 晴天の下、階段のようになった岩場を登っていく人影が2つ。

 1人は赤髪と碧眼の大人の女。もう1人は大盾やテントなどの荷物を背負った、深緑色の鎧兜を纏った屈強そうなオーク。
 前者の名はへパスミス。後者はゴルバッシュ。

 2人は夫婦だが、仕事上での立場だとへパスミスは魔法鍛冶師、ゴルバッシュはそのボディーガードだ。
 結婚前はよくこのように一緒に各地を旅していた。
 
 ちなみに今日はへパスミスは”とあるもの”を探しに来ている。仕事で魔法防具を作るのに必要な材料だ。
 ここが高温地帯であるせいか、へパスミスはいつもの魔女か娼婦のような格好ではなく、耐熱効果の魔法を付与した厚手の服を着ている。それは現実世界の現代にある山岳部隊の迷彩服に似ている。
 髪は涼しげなポニーテールだ。

 一方、ゴルバッシュは鎧姿だ。
 末広のような形の肩当てと裾は、どっしりとした山を思わせるシルエット。兜は頭頂部に馬の尾のような飾りがあり、剥き出しの顔は口元を黒い布のマスクで覆うようになっている。素材はドラゴンの鱗や爪・牙だ。
 この鎧兜、通称『エメラルド・ドラゴン装備』は彼の仕事着だ。結婚するずっと前にへパスミスが作ってくれたものであり、それをずっと大事に使っている。

「ゴルバッシュ、この辺にテントを張るわよ。噂が本当ならあれがマムーシュ・ドラゴンの巣穴ね。」
 遠くに見える洞穴を指差し、へパスミスは手頃な岩場にリュックサックを下ろす。
「直接獲物を叩かんのか?」
 ゴルバッシュも重い荷物をズドンと下ろす。
「このドラゴンは希少種だから殺したくないのよ。
 ドラゴンにしては珍しくお腹の中で孵化した子供を育てるんだけど、この時期は母ドラゴンが子供の為に血流を良くしようと、日光浴しに巣穴から出て来るらしいの。それも数日おきに。」
「ふむ。ここで張り込んでそれを待つと言う事か。」
「そう。日光浴している背後からこっそり近付いて、弓で目的の”鱗”を射落とすわよ。
 あ、必要なのは一枚だけだから、乱獲は避けてね。」
「了解した。しかし、家から持ってきた保存食の量からして、長丁場になる様子か?」
「まあね……。警戒心が強いから、これだけ離れててもドラゴンが全く出て来ない事も十分ありうるかも。」



 そうして、へパスミス達はテントを張ってドラゴンを待った。 
 

 
 5日後——。
 ドラゴンは依然として出てこない。
 昼間だが、耐熱性のテント内で眠るへパスミス。
 見張りをするゴルバッシュ。彼女に他の獣が寄らぬよう、そしてドラゴンが出て来ないかを見張っている。
 
「ドラゴンが活動するのは昼間だから、貴方は昼間に動けるようにしておいて。代わりに貴方が休む夜の時間は私が見張ってあげる。」
 と、言う事なので、昼夜交代で休んでいるのだ。

 ゴルバッシュはこういう待つ任務に慣れているのか、疲れが見られない。
 鋭い目つきで周りを警戒しているが、何故か時々穏やかな目をする時がある。
 それは彼女が視界に入った時だった。

 へパスミスは安心しきった表情でスヤスヤと寝息を立てていた。赤子のように丸くなっている。

 ゴルバッシュは少しだけテントに潜り込んで、彼女の顔を覗き込んだ。
(……そう言えば結婚する前からこんな寝顔だったな。こいつは。

 俺を護衛に雇い始めたその日から、俺に見張りを任せて無防備な寝顔を晒していたっけ。肝が据わっているのか、世間知らずで警戒心が薄いのやら……。)

 へパスミスの唇の端から、トロリとした液体が垂れる。
 涎だ。
「んん……♡ゴ……ル……まって……。」
 唾液で潤い艶めく唇。それが開かれ、甘い声の寝言が漏れる。

 ゴルバッシュは無意識に自分の下腹部に手の平を滑らせた。
 そして、自分が今鎧姿だと言う事を思い出す。
 彼は寝ている彼女にまた欲情してしまい、無意識に股間に触れようとしたのだった。
(俺とした事が……、まだ任務中だというのに……。
 結婚してから、すっかりたるんでしまったものだ。)

 

 更に5日後。
 夜なので、今度はへパスミスが見張りをしていた。
 ゴルバッシュはテントで寝ず、焚き火の前で座って寝ている。昔から彼女と旅をする時は、いつでも臨戦態勢になれるようにこの寝方をしている。

 へパスミスは地面に伏せながら、今いる岩場の下の方を覗き込んでいた。
「あれ、何か光った?狼か何かがよって来ちゃったかな……。」
「敵か」と思い、ゴルバッシュは薄目を開ける。

 その時、彼の視界にへパスミスが映る。彼女は四つん這いで尻を向けていた。

 露出の低いゴワゴワとした服装でありながら、尻が重くて大きいのは隠せない。
 柔らかい尻の曲線に沿いながら、皺の線は股下に集まっている。
 股下のなだらかに隆起している部分を見て、ゴルバッシュは目を逸らした。
「……!」
 何度も彼女を抱いている彼には、彼女が裸でなくとも、服の上から彼女の陰部の形を容易に想像出来た。

 脳裏に、四つん這いで喘ぐへパスミスが浮かぶ。

 2つの尻肉の間。膣口の周りにある、女の蜜に濡れた赤紫のヒダ。その中央へ蕾の中へ突き刺すが如く収まる、太い肉のショートソード。
 へパスミスはゴルバッシュの肉棒を滅茶苦茶に抜き差しされ、尻肉や乳房を揺らし、膣口からグチャグチャ音を立てている。
 『ぁんんんんんっっっっ〜!!♡はゃぃやぁああああっっっ!♡♡♡ゅっくりぃ……ぃんぃんぃんっ!!♡』
 振り向き、紅潮した淫らな困り顔で彼を見つめる。
 『もぅ一回してもぃぃから、もっと……抱きしめて♡き……ぃンンンンっっっ♡どろどろにキスもして♡
 ゴルぅんん!!♡』

 ゴルバッシュは再び我に返る。
 自分の腰鎧の前垂れの内側に、窮屈そうに肉棒がぶつかるのを感じたからだ。

(馬鹿が!何故今思い出した!)
 彼は息を止め、いつの夜かに見た、彼女との営みの光景を脳裏から掻き消す。

 ゴルバッシュはとても真面目で禁欲的だが、根は性欲が薄い訳ではない。
 抱き慣れ、愛している女が側に居ながら、10日近くも性欲を無に保てと言うのは少々無理がある。
 
 ゴルバッシュは立ち上がり、彼女の背後に寄る。
「へパスミス……。敵か?」
「う〜ん、暗くて分からない。」
 ゴルバッシュは尻を見ないようにするが、今度は彼女のポニーテールが目に入る。
 彼女が振り向いた時、背中にかかっていた髪がサラサラと流れて肩の方へ落ち、白い頸が露わになる。
 
 ゴルバッシュは意識しないようにしたが、無意識に彼女の背中に手を回して肩に置いてしまっていた。
 肩を握る力が強かったので、流石に異変に気付くへパスミス。
(え、ゴル?私の護衛中に自分から密着してくるなんて珍しい……。)
 
 彼は岩場の下を覗き込む。
「光って動かない所を見る限り、生き物ではない。岩か何かだろう。」
「そう、良かった……。
 こんな事で起こしてごめんね。戻って寝てちょうだい。」
「ああ……。」
 生返事のゴルバッシュ。無意識に彼女に胸板を押し付けた時、鎧のせいで彼女の温もりが感じられず、もどかしくなっていた。それが渇きのように欲情を強める。
 彼は彼女の背中に手の平を滑らせ、続けて横腹から腰に触れ、軽く彼女を抱き寄せた。
(違う……。もっとだ……。
 もっと上に手をやれば、”アレ”に触れる。”アレ”を揉まれた甘ったるいコイツの声……。)
 我慢出来ず、彼女の乳房の下まで手を滑らせてしまう。
「ゴル?」
 少し顔を赤らめて驚くへパスミス。
「!」
 正気に戻り、彼のグローブの中で手汗が吹き出す。

 へパスミスは仕事で気が張っていたので、やっと状況を把握した。
「ゴルバッシュ……、貴方……したくなっちゃったの?
 
「ば、馬鹿な!!俺程の戦士がこの戦場で無様に性欲に負けるものか!」
 慌てて離れるゴルバッシュ。

 いつになく赤くなって目を逸らし、自分の襟元に手をやるへパスミス。
「……。……今、しちゃう?
 夜だからどうせドラゴンは出て来ないし……。」
 こんな状況でも自分を抱きたいと思ってくれる彼を愛おしく思っていた。 
「そ、それでも、夜行性のモンスターの攻撃があるか分からない。
 よ、鎧は脱がん……!戦士の嗜みだ……!
 お前も絶対に脱ぐなよ!!気が散るからな!!」

 へパスミスはしかめっ面でザッザと歩み寄り、彼の正面に立つ。
 そして急に微笑んだかと思うと、背伸びした。
 兜の布マスクを外し、両頬を両手でそっと引き寄せ彼の唇を奪う。

「!!」
 ゴルバッシュは耐えられず、彼女の口を丸ごと押し込む勢いで口付けを返した。もはや反射的に、だった。

 へパスミスは彼の牙を舐め、ヘアゴムをゆっくり髪に滑らせて外す。サラサラと流れて、いつものロングヘアになる。
 それからは互いの息が完全に切れるまで舌と唾液で乳繰り合った。
「ほむ♡ほぅうぅぅんん♡」
「っっっ!!——ああ……っっ!」
 
 ゴルバッシュは腰鎧のベルトを外した。理性が落ちるかのようにドガランと転がる。
 彼は彼女の尻肉を両手で無茶苦茶に揉んだ。
 その時一緒に陰部も揉まれたので、へパスミスは逃れるように腰を右往左往に振った。
 彼女のショーツは直ぐに厚手のパンツに染み込む程濡れた。
(服の上からなのに凄くくすぐったぃっっっ♡)
 ゴルバッシュは厚革のパンツのまま、少し中腰にしゃがんで彼女の股下に股間を押し付け擦る。
 へパスミスは服ごしでも伝わる、肉棒の固さと、激しい擦り付けから彼の欲情具合を察する。
(させてあげないと……こんなになって……かわいそぅ♡)

 2人とも厚い生地の服のせいで、いつも裸で感じているように上手く感じられない。その焦ったさが欲情を強くする。
 ゴルバッシュはへパスミスの服の襟を大きく開いた。ボタンが数個千切れて飛ぶ。
 汗まみれの谷間が顔を出す。パステルブルーの透けたフリルがふわふわとしたブラジャーの上部と紐もチラッと見えた。
 ゴルバッシュは躊躇いながらも、そこに顔を突っ込み、汗と、谷間特有の柔らかい香りを吸い込んだ。
「そんなに嗅がないで!♡……汗まみれで恥ずかしぃから。」
 へパスミスは彼にじっくり匂いを嗅がれ、熱い息を吹きかけられ、恥ずかしさで彼を離れさせようとする。

 彼はパンツの編み紐を解いて下げる、その下の下着の紐も解く。
 筋が浮き上がった肉棒が跳ね上がるように顔を出す。
 
「ぃ、いいか……手でしろ……。」
「我慢しなくてぃぃのよ……?
 今全部脱ぐから……。挿れて……♡」
 へパスミスは服を完全に脱ごうとする。
 しかし、彼は苦しそうにそれを止めた。

「誘うな!!
 俺は無理に任務中の汚れた体を女に受け入れて欲しいと願うような、若造ではない……!
 任務を終えたら身を清めて本番をやる……!」
「ゴル……。でも!」
「いいから早くしろ……!」

 へパスミスは彼の肉棒を扱き始めた。
 肉棒の皮の皺がよるように、しっかりと握って休まず擦ってやる。もう片方の手は玉袋の付け根を絞るようにマッサージ。
 喘ぐように吠えるゴルバッシュ。亀頭の先から初手の汁が止まらない。

 へパスミスは彼の我慢を納得しておらず、せめてと思って襟をもう少し開き、そこから片方の乳房を出した。
「……これじゃあんまりでしょ?」
 自分で下から持ち上げて揉み、揺らす。乳首がフルッとしなって汗を飛ばす。

 限界に近づく。
 彼は自分の手で先を握って、その中に出そうとした。

 だがその時、へパスミスが大きく口を開けた。
 彼の亀頭を吸うようにしゃぶる。
「ば、馬鹿!しゃぶるな!」

 彼女は肉棒を扱いたまま、唾液をグチュグチュと音をたたせ、吸ったり弱めたりを繰り返す。
 柔らかく微笑んで、彼を見つめている。いつもの彼を受け入れる時の顔。

 潤った膣を思わせる口内の感覚。
 彼は抗えず、彼女の口の中に出した。

「ケホっ……!ぇあっ……♡」
 喉に液が引っかかったのか、むせるへパスミス。
 彼女の舌の上をするりと滑って、抜ける肉棒。
 残りの彼の液が彼女の頬や鎖骨にかかって、谷間へ流れ、汗と一つになる。
 
 ゴルバッシュは気まずそうな顔で、彼女の白い汚れを拭った。
「お前は馬鹿だ……。へパスミス……。」
「そんな顔しないでよ……。私がそうしたかっただけだから。」
 少し困った顔。
 
 ゴルバッシュは唸りながら少し考えた。
 そして何を思ったか、彼女を地面に押し倒した。

「ほ、本番するの?!♡」
 彼女の問いに答えず、彼は彼女のパンツとショーツを下げた。
 そして、彼女のクリトリスを満遍なく舐め、そして膣の中も夢中で舐め回した。
「ちょっ!汗とかで汚いからもう止めて!♡
 ぁっあっあっあっ……!!♡」
 
 へパスミスは仰け反って、ヒクヒクと膣の奥を痙攣させた。

「んく………♡」
 絶頂後の、とろんとした顔で彼を見る。
 ゴルバッシュは息を切らして彼女を見下ろす。
「2人ともイった。これで……、平等だ……。」
「お返ししなきゃ……とか考えたんじゃないでしょうね?私、そんなの望んでなかった……。」
 
 彼は背中を向けて身支度を整え始めた。
「これは義務とか、そう言うんじゃない……。
 どんなに汚れていても、お前のそれを舐めて、そう言う顔にさせたいと思った。それだけだ。」

 へパスミスは彼に寄り、背後から彼の唇と牙をなぞった。
 嬉しそうに頬を染め、鎧の背中に頭を押し当てる。
「続き、本番を楽しみにしてる……。
 その時は貴方の全部を出して……♡」
「ああ……。」
 



スタンプを贈って作者を応援しよう!



みんなのリアクション



おすすめ作品を読み込み中です…



*このエピソードの要素 #野外 #手コキ #着衣プレイ #フェラチオ #ロマンス*
 硫黄の匂い。
 黄褐色の地面のあちこちから煙が立ち込める、そんな火山地帯。
 晴天の下、階段のようになった岩場を登っていく人影が2つ。
 1人は赤髪と碧眼の大人の女。もう1人は大盾やテントなどの荷物を背負った、深緑色の鎧兜を纏った屈強そうなオーク。
 前者の名はへパスミス。後者はゴルバッシュ。
 2人は夫婦だが、仕事上での立場だとへパスミスは魔法鍛冶師、ゴルバッシュはそのボディーガードだ。
 結婚前はよくこのように一緒に各地を旅していた。
 ちなみに今日はへパスミスは”とあるもの”を探しに来ている。仕事で魔法防具を作るのに必要な材料だ。
 ここが高温地帯であるせいか、へパスミスはいつもの魔女か娼婦のような格好ではなく、耐熱効果の魔法を付与した厚手の服を着ている。それは現実世界の現代にある山岳部隊の迷彩服に似ている。
 髪は涼しげなポニーテールだ。
 一方、ゴルバッシュは鎧姿だ。
 末広のような形の肩当てと裾は、どっしりとした山を思わせるシルエット。兜は頭頂部に馬の尾のような飾りがあり、剥き出しの顔は口元を黒い布のマスクで覆うようになっている。素材はドラゴンの鱗や爪・牙だ。
 この鎧兜、通称『エメラルド・ドラゴン装備』は彼の仕事着だ。結婚するずっと前にへパスミスが作ってくれたものであり、それをずっと大事に使っている。
「ゴルバッシュ、この辺にテントを張るわよ。噂が本当ならあれがマムーシュ・ドラゴンの巣穴ね。」
 遠くに見える洞穴を指差し、へパスミスは手頃な岩場にリュックサックを下ろす。
「直接獲物を叩かんのか?」
 ゴルバッシュも重い荷物をズドンと下ろす。
「このドラゴンは希少種だから殺したくないのよ。
 ドラゴンにしては珍しくお腹の中で孵化した子供を育てるんだけど、この時期は母ドラゴンが子供の為に血流を良くしようと、日光浴しに巣穴から出て来るらしいの。それも数日おきに。」
「ふむ。ここで張り込んでそれを待つと言う事か。」
「そう。日光浴している背後からこっそり近付いて、弓で目的の”鱗”を射落とすわよ。
 あ、必要なのは一枚だけだから、乱獲は避けてね。」
「了解した。しかし、家から持ってきた保存食の量からして、長丁場になる様子か?」
「まあね……。警戒心が強いから、これだけ離れててもドラゴンが全く出て来ない事も十分ありうるかも。」
 そうして、へパスミス達はテントを張ってドラゴンを待った。 
 5日後——。
 ドラゴンは依然として出てこない。
 昼間だが、耐熱性のテント内で眠るへパスミス。
 見張りをするゴルバッシュ。彼女に他の獣が寄らぬよう、そしてドラゴンが出て来ないかを見張っている。
「ドラゴンが活動するのは昼間だから、貴方は昼間に動けるようにしておいて。代わりに貴方が休む夜の時間は私が見張ってあげる。」
 と、言う事なので、昼夜交代で休んでいるのだ。
 ゴルバッシュはこういう待つ任務に慣れているのか、疲れが見られない。
 鋭い目つきで周りを警戒しているが、何故か時々穏やかな目をする時がある。
 それは彼女が視界に入った時だった。
 へパスミスは安心しきった表情でスヤスヤと寝息を立てていた。赤子のように丸くなっている。
 ゴルバッシュは少しだけテントに潜り込んで、彼女の顔を覗き込んだ。
(……そう言えば結婚する前からこんな寝顔だったな。こいつは。
 俺を護衛に雇い始めたその日から、俺に見張りを任せて無防備な寝顔を晒していたっけ。肝が据わっているのか、世間知らずで警戒心が薄いのやら……。)
 へパスミスの唇の端から、トロリとした液体が垂れる。
 涎だ。
「んん……♡ゴ……ル……まって……。」
 唾液で潤い艶めく唇。それが開かれ、甘い声の寝言が漏れる。
 ゴルバッシュは無意識に自分の下腹部に手の平を滑らせた。
 そして、自分が今鎧姿だと言う事を思い出す。
 彼は寝ている彼女にまた欲情してしまい、無意識に股間に触れようとしたのだった。
(俺とした事が……、まだ任務中だというのに……。
 結婚してから、すっかりたるんでしまったものだ。)
 更に5日後。
 夜なので、今度はへパスミスが見張りをしていた。
 ゴルバッシュはテントで寝ず、焚き火の前で座って寝ている。昔から彼女と旅をする時は、いつでも臨戦態勢になれるようにこの寝方をしている。
 へパスミスは地面に伏せながら、今いる岩場の下の方を覗き込んでいた。
「あれ、何か光った?狼か何かがよって来ちゃったかな……。」
「敵か」と思い、ゴルバッシュは薄目を開ける。
 その時、彼の視界にへパスミスが映る。彼女は四つん這いで尻を向けていた。
 露出の低いゴワゴワとした服装でありながら、尻が重くて大きいのは隠せない。
 柔らかい尻の曲線に沿いながら、皺の線は股下に集まっている。
 股下のなだらかに隆起している部分を見て、ゴルバッシュは目を逸らした。
「……!」
 何度も彼女を抱いている彼には、彼女が裸でなくとも、服の上から彼女の陰部の形を容易に想像出来た。
 脳裏に、四つん這いで喘ぐへパスミスが浮かぶ。
 2つの尻肉の間。膣口の周りにある、女の蜜に濡れた赤紫のヒダ。その中央へ蕾の中へ突き刺すが如く収まる、太い肉のショートソード。
 へパスミスはゴルバッシュの肉棒を滅茶苦茶に抜き差しされ、尻肉や乳房を揺らし、膣口からグチャグチャ音を立てている。
 『ぁんんんんんっっっっ〜!!♡はゃぃやぁああああっっっ!♡♡♡ゅっくりぃ……ぃんぃんぃんっ!!♡』
 振り向き、紅潮した淫らな困り顔で彼を見つめる。
 『もぅ一回してもぃぃから、もっと……抱きしめて♡き……ぃンンンンっっっ♡どろどろにキスもして♡
 ゴルぅんん!!♡』
 ゴルバッシュは再び我に返る。
 自分の腰鎧の前垂れの内側に、窮屈そうに肉棒がぶつかるのを感じたからだ。
(馬鹿が!何故今思い出した!)
 彼は息を止め、いつの夜かに見た、彼女との営みの光景を脳裏から掻き消す。
 ゴルバッシュはとても真面目で禁欲的だが、根は性欲が薄い訳ではない。
 抱き慣れ、愛している女が側に居ながら、10日近くも性欲を無に保てと言うのは少々無理がある。
 ゴルバッシュは立ち上がり、彼女の背後に寄る。
「へパスミス……。敵か?」
「う〜ん、暗くて分からない。」
 ゴルバッシュは尻を見ないようにするが、今度は彼女のポニーテールが目に入る。
 彼女が振り向いた時、背中にかかっていた髪がサラサラと流れて肩の方へ落ち、白い頸が露わになる。
 ゴルバッシュは意識しないようにしたが、無意識に彼女の背中に手を回して肩に置いてしまっていた。
 肩を握る力が強かったので、流石に異変に気付くへパスミス。
(え、ゴル?私の護衛中に自分から密着してくるなんて珍しい……。)
 彼は岩場の下を覗き込む。
「光って動かない所を見る限り、生き物ではない。岩か何かだろう。」
「そう、良かった……。
 こんな事で起こしてごめんね。戻って寝てちょうだい。」
「ああ……。」
 生返事のゴルバッシュ。無意識に彼女に胸板を押し付けた時、鎧のせいで彼女の温もりが感じられず、もどかしくなっていた。それが渇きのように欲情を強める。
 彼は彼女の背中に手の平を滑らせ、続けて横腹から腰に触れ、軽く彼女を抱き寄せた。
(違う……。もっとだ……。
 もっと上に手をやれば、”アレ”に触れる。”アレ”を揉まれた甘ったるいコイツの声……。)
 我慢出来ず、彼女の乳房の下まで手を滑らせてしまう。
「ゴル?」
 少し顔を赤らめて驚くへパスミス。
「!」
 正気に戻り、彼のグローブの中で手汗が吹き出す。
 へパスミスは仕事で気が張っていたので、やっと状況を把握した。
「ゴルバッシュ……、貴方……したくなっちゃったの?
「ば、馬鹿な!!俺程の戦士がこの戦場で無様に性欲に負けるものか!」
 慌てて離れるゴルバッシュ。
 いつになく赤くなって目を逸らし、自分の襟元に手をやるへパスミス。
「……。……今、しちゃう?
 夜だからどうせドラゴンは出て来ないし……。」
 こんな状況でも自分を抱きたいと思ってくれる彼を愛おしく思っていた。 
「そ、それでも、夜行性のモンスターの攻撃があるか分からない。
 よ、鎧は脱がん……!戦士の嗜みだ……!
 お前も絶対に脱ぐなよ!!気が散るからな!!」
 へパスミスはしかめっ面でザッザと歩み寄り、彼の正面に立つ。
 そして急に微笑んだかと思うと、背伸びした。
 兜の布マスクを外し、両頬を両手でそっと引き寄せ彼の唇を奪う。
「!!」
 ゴルバッシュは耐えられず、彼女の口を丸ごと押し込む勢いで口付けを返した。もはや反射的に、だった。
 へパスミスは彼の牙を舐め、ヘアゴムをゆっくり髪に滑らせて外す。サラサラと流れて、いつものロングヘアになる。
 それからは互いの息が完全に切れるまで舌と唾液で乳繰り合った。
「ほむ♡ほぅうぅぅんん♡」
「っっっ!!——ああ……っっ!」
 ゴルバッシュは腰鎧のベルトを外した。理性が落ちるかのようにドガランと転がる。
 彼は彼女の尻肉を両手で無茶苦茶に揉んだ。
 その時一緒に陰部も揉まれたので、へパスミスは逃れるように腰を右往左往に振った。
 彼女のショーツは直ぐに厚手のパンツに染み込む程濡れた。
(服の上からなのに凄くくすぐったぃっっっ♡)
 ゴルバッシュは厚革のパンツのまま、少し中腰にしゃがんで彼女の股下に股間を押し付け擦る。
 へパスミスは服ごしでも伝わる、肉棒の固さと、激しい擦り付けから彼の欲情具合を察する。
(させてあげないと……こんなになって……かわいそぅ♡)
 2人とも厚い生地の服のせいで、いつも裸で感じているように上手く感じられない。その焦ったさが欲情を強くする。
 ゴルバッシュはへパスミスの服の襟を大きく開いた。ボタンが数個千切れて飛ぶ。
 汗まみれの谷間が顔を出す。パステルブルーの透けたフリルがふわふわとしたブラジャーの上部と紐もチラッと見えた。
 ゴルバッシュは躊躇いながらも、そこに顔を突っ込み、汗と、谷間特有の柔らかい香りを吸い込んだ。
「そんなに嗅がないで!♡……汗まみれで恥ずかしぃから。」
 へパスミスは彼にじっくり匂いを嗅がれ、熱い息を吹きかけられ、恥ずかしさで彼を離れさせようとする。
 彼はパンツの編み紐を解いて下げる、その下の下着の紐も解く。
 筋が浮き上がった肉棒が跳ね上がるように顔を出す。
「ぃ、いいか……手でしろ……。」
「我慢しなくてぃぃのよ……?
 今全部脱ぐから……。挿れて……♡」
 へパスミスは服を完全に脱ごうとする。
 しかし、彼は苦しそうにそれを止めた。
「誘うな!!
 俺は無理に任務中の汚れた体を女に受け入れて欲しいと願うような、若造ではない……!
 任務を終えたら身を清めて本番をやる……!」
「ゴル……。でも!」
「いいから早くしろ……!」
 へパスミスは彼の肉棒を扱き始めた。
 肉棒の皮の皺がよるように、しっかりと握って休まず擦ってやる。もう片方の手は玉袋の付け根を絞るようにマッサージ。
 喘ぐように吠えるゴルバッシュ。亀頭の先から初手の汁が止まらない。
 へパスミスは彼の我慢を納得しておらず、せめてと思って襟をもう少し開き、そこから片方の乳房を出した。
「……これじゃあんまりでしょ?」
 自分で下から持ち上げて揉み、揺らす。乳首がフルッとしなって汗を飛ばす。
 限界に近づく。
 彼は自分の手で先を握って、その中に出そうとした。
 だがその時、へパスミスが大きく口を開けた。
 彼の亀頭を吸うようにしゃぶる。
「ば、馬鹿!しゃぶるな!」
 彼女は肉棒を扱いたまま、唾液をグチュグチュと音をたたせ、吸ったり弱めたりを繰り返す。
 柔らかく微笑んで、彼を見つめている。いつもの彼を受け入れる時の顔。
 潤った膣を思わせる口内の感覚。
 彼は抗えず、彼女の口の中に出した。
「ケホっ……!ぇあっ……♡」
 喉に液が引っかかったのか、むせるへパスミス。
 彼女の舌の上をするりと滑って、抜ける肉棒。
 残りの彼の液が彼女の頬や鎖骨にかかって、谷間へ流れ、汗と一つになる。
 ゴルバッシュは気まずそうな顔で、彼女の白い汚れを拭った。
「お前は馬鹿だ……。へパスミス……。」
「そんな顔しないでよ……。私がそうしたかっただけだから。」
 少し困った顔。
 ゴルバッシュは唸りながら少し考えた。
 そして何を思ったか、彼女を地面に押し倒した。
「ほ、本番するの?!♡」
 彼女の問いに答えず、彼は彼女のパンツとショーツを下げた。
 そして、彼女のクリトリスを満遍なく舐め、そして膣の中も夢中で舐め回した。
「ちょっ!汗とかで汚いからもう止めて!♡
 ぁっあっあっあっ……!!♡」
 へパスミスは仰け反って、ヒクヒクと膣の奥を痙攣させた。
「んく………♡」
 絶頂後の、とろんとした顔で彼を見る。
 ゴルバッシュは息を切らして彼女を見下ろす。
「2人ともイった。これで……、平等だ……。」
「お返ししなきゃ……とか考えたんじゃないでしょうね?私、そんなの望んでなかった……。」
 彼は背中を向けて身支度を整え始めた。
「これは義務とか、そう言うんじゃない……。
 どんなに汚れていても、お前のそれを舐めて、そう言う顔にさせたいと思った。それだけだ。」
 へパスミスは彼に寄り、背後から彼の唇と牙をなぞった。
 嬉しそうに頬を染め、鎧の背中に頭を押し当てる。
「続き、本番を楽しみにしてる……。
 その時は貴方の全部を出して……♡」
「ああ……。」