第4回超短編小説祭
Solispia Spring Short-stories
第4回超短編小説祭にご応募いただきまして、誠にありがとうございました。
単一の部門のみでは、過去最大となる応募数となりました。
また、非常にレベルの高い作品が多く、選考に時間を要しました。
募集テーマである「春」を自由に解釈された作品と出逢え、本コンテストの意義を一層感じるものとなりました。
最終選考作品に選ばれた10作品は、甲乙つけがたく、編集部内でも議論が分かれましたが、受賞作として7作品を選出させていただきました。
受賞されました皆様、誠におめでとうございます。
応募をいただきました皆様の益々のご活躍を願いまして、結びとさせていただきます。
皆様の素敵な作品とまたお会いできますことを編集部一同、楽しみにしております。
第4回超短編小説祭 受賞作品 <7作品>
春とは始まりの季節であり、終わりの季節でもある。
丁寧な伏線の回収をしつつも、文章に確かな流れがある作品。
簡単に扱えそうで、チープになりやすい構成にも関わらず、読者に納得感を与えることができる力がある。
胸にしまいたい手紙
1100文字という短い作品にもかかわらず、読者を幸せにできる作品。
手紙という形式をとりつつも、相手側の像までありありと浮かび、1つの物語として完成されている。
ホラー×桜
この作品となる肝となるホラーの部分が非常に上手な作品。
読者が求めている「怖さ」と、本コンテストのテーマである「春」がうまく掛け合わされている。
現実と妖怪
全体の構成が良く練られている作品。
特に、物語の入りが非常に良く、そのあとの展開に厚みと驚きをもたらしている。
15歳の気持ち
まだ自分の気持ちや考えをうまく言語化できない様子が繊細に描かれている作品。
綱渡りのようで、若くて未熟な時にしかない曖昧な感情をうまく表現している。
春とは別れだけでなく、卒業をするときでもある
メッセージ性が強く、心に訴えかけてくる作品。
チープな感動ものではなく、説得力もあるため、物語を通したカタルシスが魅力となっている。
春はめぐる
物語の勢いや展開に依存しない高い文章力が魅力な作品。
構成ももちろん良いのだが、これを書ききるだけの技術力を感じるとともに、高い満足感を与えてくれる。
第4回超短編小説祭 1次選考通過 <33作品>
順不同
第4回超短編小説祭 最終候補作品 <10作品>
| 作品タイトル | 作者 |
|---|---|
| 山本幸太の卒業式の夢 | 裏道昇 |
| 陽だまりの花束を君に | 朱宮あめ |
| 銀将、成れば失い、戻ることあたわず 〜それは恋なりや何なりや〜 | 雨蕗空何 |
| 桜の下で、君と | つきや |
| 衣替え | 神楽堂 |
| 春に風 | 接木なじむ |
| ぬらりひょんの花宴 | 蛯原テトラ |
| 桜と肉 | 泥人形 |
| 桜花散りぬる | 原田なぎさ |
| 真冬に咲く桜には「楽しみ」が隠されている。 | 海咲雪 |
順不同