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夢と現実の狭間に潜む恐怖
『赤極組』は、寝不足の朝に突如訪れる悪夢をリアルに再現した、短編ホラーだ。
描写は細部まで緻密で、ドアベルの音や足音が胸に刺さるように響く点は秀逸だ。一方、展開が急ぎすぎて登場人物の心理が浅く、謎の組織『赤極組』の示唆に終始して結末が曖昧になる点が残念だ。
不安感と現実感の揺らぎを楽しめる読者には刺さるが、納得のカタルシスを求める人には物足りないかもしれない。長所と短所ははっきり分かれるが、恐怖の余韻を味わいたい読者には手に取る価値がある。
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