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黒羽少年の苦闘と世界観の光と影
六色の竜王が創りし世界は色彩への執着と差別が交錯し、黒羽の少年レーキの苦悩が胸に刺さる点が光る。一方、描写が冗長で場面転換が頻繁なため読点が乱れ、テンポが低下する。特に長編の途中で情報が過剰に重なり、読者の集中が途切れやすい。
鳥人という独自種族の設定や、呪いと自由への葛藤は好奇心を刺激するが、構成の緩さが全体の魅力を削ぐ。差別や生存闘争に共感できる読者には刺さるが、緊密なストーリーを求める層には厳しい。人を選ぶが、読む価値はある。
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