第百二十八話 結婚初夜 ジークフリートとソフィア
ー/ー--時間を少し戻した 結婚初夜。
ソフィアは湯浴みを済ませた後、自室で落ち着かずにいた。
ジークの使いの侍従が、いつ自分をジークの寝室に呼びに来るのか、心配で仕方がなかった。
帝国の慣例通りなら、皇帝や皇太子に妃が複数人いる場合、正妃から第二妃、第三妃と順番に夜の相手を務めることになる。
しかし、バレンシュテット帝国は一夫多妻制の男尊女卑社会であり、夜の相手を誰にするのかは、男の側が決める事であった。
普段は、ジークが自分の寝室で妃同士が鉢合わせしないように上手く采配し、妃達に『今夜は誰々』と事前に伝えているが、初夜である今夜に限って、ジークからの事前の連絡は無かった。
もし、万が一、ジークが慣例を無視して、最初であるはずのソフィアの順番を飛ばし、アストリッドやフェリシアを先に初夜の相手に呼ぶような事があったら、ソフィアの皇太子正妃としての立場は無くなり、面目丸潰れである。
下級貴族の子女でしかないメイド達にも笑われるだろうし、皇宮内にソフィアの居場所は無くなってしまう。
ソフィアは、下着は着けずバスローブ姿のままでベッドに腰掛けるが、落ち着かない。
ドアをノックする音の後、侍従の声がする。
「失礼致します。ソフィア様。皇太子殿下が寝室にお呼びです」
(来た!)
ソフィアが、待ちに待っていたジークの使いの侍従が、ソフィアを呼びに来た。
「判りました。直ぐ参ります」
平静を装って侍従に答えるが、ソフィアは声が上ずってしまう。
ソフィアは、ベッドから立ち上がって自分の部屋を出ると、侍従の後についていきジークの寝室に向かう。
侍従がジークの部屋のドアをノックして告げる。
「殿下。ソフィア様をお連れ致しました」
「入れ」
侍従はドアを開けると頭を下げ、ソフィアの入室を促す。
ソフィアがジークの部屋に入ると、ジークは既にベッドで横になっていた。
「来たか」
「はい」
ソフィアは、初夜の緊張と自分を呼んでくれた嬉しさから顔を紅潮させ、ベッドに横たわるジークの隣に腰掛ける。
ジークはベッドで上半身を起こすと、左手をソフィアの左肩に掛け、自分の膝の上に仰向けに寝かせるように抱き寄せ、キスする。
「んっ……んんっ……」
ジークは、普段と変わらなかった。
ソフィアは、ジークとの結婚初夜という状況と、ジークが初夜の相手に自分を選んでくれたという嬉しさから、顔は上せたように紅潮して胸も高鳴り、下腹部が熱くなる。
ジークは尋ねる。
「……どうした? ソフィア?」
ソフィアは目に涙を浮かべながら答える。
「嬉しいのです。ジーク様が私を選んでくれて」
ジークは、微笑みながら答える。
「……当然だろう」
「他の妃が呼ばれたら、どうしようかと……」
「あらかじめ、伝えておくべきだったな。不安な思いをさせてすまなかった」
ジークは再びソフィアにキスし、右手でソフィアの太腿の外側からソフィアの秘所を撫でると、ソフィアの秘所から滴る体液が指先に絡みつき、淫靡な音を立てる。
「ふふ。まだ、前戯も何もしていないのに……」
ソフィアは、恥じらいから口元に手を当てて顔を背ける。
「ジーク様に抱かれキスされただけで、あそこが疼いて……」
ソフィアはそう言うと、ジークのバスローブの前を開け、ジークの男性器を両手で持ち上げて口で咥え、口淫を始める。
ソフィアが口で咥えると、ジークの男性器はみるみる膨らんで大きくなり、へそまでそそり勃って脈打ち始める。
ソフィアの頭を撫でながらジークが優しく微笑む。
「もう良い。口の中に出してしまいそうだ……。ふふ。コレが欲しいのだろう?」
咥えていたジークの男性器を口から出したソフィアが頷く。
ジークは、ソフィアをベッドに仰向けに寝かせると、その両足を開き、透明な体液が溢れ滴る秘所に自分の男性器を挿入する。
既に透明な体液が溢れ滴るソフィアの秘所は、ジークの男性器を抵抗なく受け入れ、根元まで咥え込むと締め付け始める。
「あぅ……、はぁっ……」
ジークの立派な男性器が秘所を貫く快感に、ソフィアは悶絶する。
ジークは、覆い被さるようにソフィアを抱くと耳元で囁く。
「良いぞ、ソフィア。……今夜は一際、具合が良い。……良く締まる。トラキアでの戦争に勝利して士官学校を飛び級で卒業し、お前を妃として娶ることができた」
ジークは、ソフィアの頬に両手で触れ、ソフィアと目線を合わせる。
ジークのエメラルドの瞳とソフィアの紅い瞳が見つめ合う。
「……お前は私のものだ。ソフィア」
ジークの言葉に、ソフィアは瞳を潤ませながら答える。
「……はい」
握り合う二人の左手の薬指には、結婚指輪が輝いていた。
この夜、ジークはソフィアを離さず、二人は一晩中、愛し合った。
ジークがこの夜、六回目の射精を終え、ソフィアの胎内に子種の注ぎ込み終えた時には、東の空は明るくなり始めていた。
--翌日、早朝。
ソフィアは、自分の隣で眠るジークを起こさないように床から出ると、バスローブを羽織り、眠っているジークにキスして自分の部屋に戻る。
部屋に戻ったソフィアは、上機嫌で呼び鈴を鳴らしてメイドを呼ぶ。
直ぐにメイドがソフィアの部屋を訪ねる。
「お呼びでしょうか?」
メイドからの問いにソフィアが答える。
「湯浴みの用意を」
メイドが返答する。
「畏まりました」
頭を下げるメイドに、ソフィアは『惚気自慢』を始める。
「ごめんなさいね。こんなに朝早くから呼び出して」
「いえ」
「……昨夜は一晩中、ジーク様に求められ、抱かれていたから、湯浴みが今の時間になってしまったの」
「はぁ……」
「ジーク様は、夜のほうは、とても御強くて激しくて。……私、腰が抜けて動けなくなってしまって……」
「はぁ……」
「けど、一晩に六度も子種を注がれたら、湯浴みをしない訳には、いかないでしょう?」
「はぁ……」
ソフィアは、『自分がどれだけジークから寵愛を受けて情を交わし愛されているか』を延々とメイドに語り始める。
ソフィアのメイドに対する『惚気自慢』は、小一時間以上、続いていく。
また、ソフィアが初夜のことをメイドに『惚気自慢』して話してしまったため、メイドたちの口から上級貴族の子女たちの耳へ、上級貴族の子女たちの口から下級貴族の子女たちの耳へと囁かれ、噂話が広まっていった。
『竜騎士のソフィア様でさえ、ジーク様から一晩に六度も子種を注がれて足腰が立たなくなった。帝室の男たちは絶倫である』と。
ソフィアは湯浴みを済ませた後、自室で落ち着かずにいた。
ジークの使いの侍従が、いつ自分をジークの寝室に呼びに来るのか、心配で仕方がなかった。
帝国の慣例通りなら、皇帝や皇太子に妃が複数人いる場合、正妃から第二妃、第三妃と順番に夜の相手を務めることになる。
しかし、バレンシュテット帝国は一夫多妻制の男尊女卑社会であり、夜の相手を誰にするのかは、男の側が決める事であった。
普段は、ジークが自分の寝室で妃同士が鉢合わせしないように上手く采配し、妃達に『今夜は誰々』と事前に伝えているが、初夜である今夜に限って、ジークからの事前の連絡は無かった。
もし、万が一、ジークが慣例を無視して、最初であるはずのソフィアの順番を飛ばし、アストリッドやフェリシアを先に初夜の相手に呼ぶような事があったら、ソフィアの皇太子正妃としての立場は無くなり、面目丸潰れである。
下級貴族の子女でしかないメイド達にも笑われるだろうし、皇宮内にソフィアの居場所は無くなってしまう。
ソフィアは、下着は着けずバスローブ姿のままでベッドに腰掛けるが、落ち着かない。
ドアをノックする音の後、侍従の声がする。
「失礼致します。ソフィア様。皇太子殿下が寝室にお呼びです」
(来た!)
ソフィアが、待ちに待っていたジークの使いの侍従が、ソフィアを呼びに来た。
「判りました。直ぐ参ります」
平静を装って侍従に答えるが、ソフィアは声が上ずってしまう。
ソフィアは、ベッドから立ち上がって自分の部屋を出ると、侍従の後についていきジークの寝室に向かう。
侍従がジークの部屋のドアをノックして告げる。
「殿下。ソフィア様をお連れ致しました」
「入れ」
侍従はドアを開けると頭を下げ、ソフィアの入室を促す。
ソフィアがジークの部屋に入ると、ジークは既にベッドで横になっていた。
「来たか」
「はい」
ソフィアは、初夜の緊張と自分を呼んでくれた嬉しさから顔を紅潮させ、ベッドに横たわるジークの隣に腰掛ける。
ジークはベッドで上半身を起こすと、左手をソフィアの左肩に掛け、自分の膝の上に仰向けに寝かせるように抱き寄せ、キスする。
「んっ……んんっ……」
ジークは、普段と変わらなかった。
ソフィアは、ジークとの結婚初夜という状況と、ジークが初夜の相手に自分を選んでくれたという嬉しさから、顔は上せたように紅潮して胸も高鳴り、下腹部が熱くなる。
ジークは尋ねる。
「……どうした? ソフィア?」
ソフィアは目に涙を浮かべながら答える。
「嬉しいのです。ジーク様が私を選んでくれて」
ジークは、微笑みながら答える。
「……当然だろう」
「他の妃が呼ばれたら、どうしようかと……」
「あらかじめ、伝えておくべきだったな。不安な思いをさせてすまなかった」
ジークは再びソフィアにキスし、右手でソフィアの太腿の外側からソフィアの秘所を撫でると、ソフィアの秘所から滴る体液が指先に絡みつき、淫靡な音を立てる。
「ふふ。まだ、前戯も何もしていないのに……」
ソフィアは、恥じらいから口元に手を当てて顔を背ける。
「ジーク様に抱かれキスされただけで、あそこが疼いて……」
ソフィアはそう言うと、ジークのバスローブの前を開け、ジークの男性器を両手で持ち上げて口で咥え、口淫を始める。
ソフィアが口で咥えると、ジークの男性器はみるみる膨らんで大きくなり、へそまでそそり勃って脈打ち始める。
ソフィアの頭を撫でながらジークが優しく微笑む。
「もう良い。口の中に出してしまいそうだ……。ふふ。コレが欲しいのだろう?」
咥えていたジークの男性器を口から出したソフィアが頷く。
ジークは、ソフィアをベッドに仰向けに寝かせると、その両足を開き、透明な体液が溢れ滴る秘所に自分の男性器を挿入する。
既に透明な体液が溢れ滴るソフィアの秘所は、ジークの男性器を抵抗なく受け入れ、根元まで咥え込むと締め付け始める。
「あぅ……、はぁっ……」
ジークの立派な男性器が秘所を貫く快感に、ソフィアは悶絶する。
ジークは、覆い被さるようにソフィアを抱くと耳元で囁く。
「良いぞ、ソフィア。……今夜は一際、具合が良い。……良く締まる。トラキアでの戦争に勝利して士官学校を飛び級で卒業し、お前を妃として娶ることができた」
ジークは、ソフィアの頬に両手で触れ、ソフィアと目線を合わせる。
ジークのエメラルドの瞳とソフィアの紅い瞳が見つめ合う。
「……お前は私のものだ。ソフィア」
ジークの言葉に、ソフィアは瞳を潤ませながら答える。
「……はい」
握り合う二人の左手の薬指には、結婚指輪が輝いていた。
この夜、ジークはソフィアを離さず、二人は一晩中、愛し合った。
ジークがこの夜、六回目の射精を終え、ソフィアの胎内に子種の注ぎ込み終えた時には、東の空は明るくなり始めていた。
--翌日、早朝。
ソフィアは、自分の隣で眠るジークを起こさないように床から出ると、バスローブを羽織り、眠っているジークにキスして自分の部屋に戻る。
部屋に戻ったソフィアは、上機嫌で呼び鈴を鳴らしてメイドを呼ぶ。
直ぐにメイドがソフィアの部屋を訪ねる。
「お呼びでしょうか?」
メイドからの問いにソフィアが答える。
「湯浴みの用意を」
メイドが返答する。
「畏まりました」
頭を下げるメイドに、ソフィアは『惚気自慢』を始める。
「ごめんなさいね。こんなに朝早くから呼び出して」
「いえ」
「……昨夜は一晩中、ジーク様に求められ、抱かれていたから、湯浴みが今の時間になってしまったの」
「はぁ……」
「ジーク様は、夜のほうは、とても御強くて激しくて。……私、腰が抜けて動けなくなってしまって……」
「はぁ……」
「けど、一晩に六度も子種を注がれたら、湯浴みをしない訳には、いかないでしょう?」
「はぁ……」
ソフィアは、『自分がどれだけジークから寵愛を受けて情を交わし愛されているか』を延々とメイドに語り始める。
ソフィアのメイドに対する『惚気自慢』は、小一時間以上、続いていく。
また、ソフィアが初夜のことをメイドに『惚気自慢』して話してしまったため、メイドたちの口から上級貴族の子女たちの耳へ、上級貴族の子女たちの口から下級貴族の子女たちの耳へと囁かれ、噂話が広まっていった。
『竜騎士のソフィア様でさえ、ジーク様から一晩に六度も子種を注がれて足腰が立たなくなった。帝室の男たちは絶倫である』と。
みんなのリアクション
まだリアクションはありません。最初の一歩を踏み出しましょう!
おすすめ作品を読み込み中です…
作者の他の作品
この作者の他作品はありません。
この作品と似た作品
似た傾向の作品は見つかりませんでした。
この作品を読んだ人が読んでいる作品
読者の傾向からおすすめできる作品がありませんでした。
おすすめ作品は現在準備中です。
おすすめ作品の取得に失敗しました。時間をおいて再度お試しください。
--時間を少し戻した 結婚初夜。
ソフィアは湯浴みを済ませた後、自室で落ち着かずにいた。
ジークの使いの侍従が、いつ自分をジークの寝室に呼びに来るのか、心配で仕方がなかった。
帝国の慣例通りなら、皇帝や皇太子に妃が複数人いる場合、正妃から第二妃、第三妃と順番に夜の相手を務めることになる。
しかし、バレンシュテット帝国は一夫多妻制の男尊女卑社会であり、夜の相手を誰にするのかは、男の側が決める事であった。
普段は、ジークが自分の寝室で妃同士が鉢合わせしないように上手く采配し、妃達に『今夜は誰々』と事前に伝えているが、初夜である今夜に限って、ジークからの事前の連絡は無かった。
もし、万が一、ジークが慣例を無視して、最初であるはずのソフィアの順番を飛ばし、アストリッドやフェリシアを先に初夜の相手に呼ぶような事があったら、ソフィアの皇太子正妃としての立場は無くなり、面目丸潰れである。
下級貴族の子女でしかないメイド達にも笑われるだろうし、皇宮内にソフィアの居場所は無くなってしまう。
ソフィアは、下着は着けずバスローブ姿のままでベッドに腰掛けるが、落ち着かない。
ドアをノックする音の後、侍従の声がする。
「失礼致します。ソフィア様。皇太子殿下が寝室にお呼びです」
(来た!)
ソフィアが、待ちに待っていたジークの使いの侍従が、ソフィアを呼びに来た。
「判りました。直ぐ参ります」
平静を装って侍従に答えるが、ソフィアは声が上ずってしまう。
ソフィアは、ベッドから立ち上がって自分の部屋を出ると、侍従の後についていきジークの寝室に向かう。
侍従がジークの部屋のドアをノックして告げる。
「殿下。ソフィア様をお連れ致しました」
「入れ」
侍従はドアを開けると頭を下げ、ソフィアの入室を促す。
ソフィアがジークの部屋に入ると、ジークは既にベッドで横になっていた。
「来たか」
「はい」
ソフィアは、初夜の緊張と自分を呼んでくれた嬉しさから顔を紅潮させ、ベッドに横たわるジークの隣に腰掛ける。
ジークはベッドで上半身を起こすと、左手をソフィアの左肩に掛け、自分の膝の上に仰向けに寝かせるように抱き寄せ、キスする。
「んっ……んんっ……」
ジークは、普段と変わらなかった。
ソフィアは、ジークとの結婚初夜という状況と、ジークが初夜の相手に自分を選んでくれたという嬉しさから、顔は上せたように紅潮して胸も高鳴り、下腹部が熱くなる。
ジークは尋ねる。
「……どうした? ソフィア?」
ソフィアは目に涙を浮かべながら答える。
「嬉しいのです。ジーク様が私を選んでくれて」
ジークは、微笑みながら答える。
「……当然だろう」
「他の妃が呼ばれたら、どうしようかと……」
「あらかじめ、伝えておくべきだったな。不安な思いをさせてすまなかった」
ジークは再びソフィアにキスし、右手でソフィアの太腿の外側からソフィアの秘所を撫でると、ソフィアの秘所から滴る体液が指先に絡みつき、淫靡な音を立てる。
「ふふ。まだ、前戯も何もしていないのに……」
ソフィアは、恥じらいから口元に手を当てて顔を背ける。
「ジーク様に抱かれキスされただけで、あそこが|疼《うず》いて……」
ソフィアはそう言うと、ジークのバスローブの前を開け、ジークの男性器を両手で持ち上げて口で咥え、口淫を始める。
ソフィアが口で咥えると、ジークの男性器はみるみる膨らんで大きくなり、へそまでそそり勃って脈打ち始める。
ソフィアの頭を撫でながらジークが優しく微笑む。
「もう良い。口の中に出してしまいそうだ……。ふふ。コレが欲しいのだろう?」
咥えていたジークの男性器を口から出したソフィアが頷く。
ジークは、ソフィアをベッドに仰向けに寝かせると、その両足を開き、透明な体液が溢れ滴る秘所に自分の男性器を挿入する。
既に透明な体液が溢れ滴るソフィアの秘所は、ジークの男性器を抵抗なく受け入れ、根元まで咥え込むと締め付け始める。
「あぅ……、はぁっ……」
ジークの立派な男性器が秘所を貫く快感に、ソフィアは悶絶する。
ジークは、覆い被さるようにソフィアを抱くと耳元で囁く。
「良いぞ、ソフィア。……今夜は一際、具合が良い。……良く締まる。トラキアでの戦争に勝利して士官学校を飛び級で卒業し、お前を妃として娶ることができた」
ジークは、ソフィアの頬に両手で触れ、ソフィアと目線を合わせる。
ジークのエメラルドの瞳とソフィアの紅い瞳が見つめ合う。
「……お前は私のものだ。ソフィア」
ジークの言葉に、ソフィアは瞳を潤ませながら答える。
「……はい」
握り合う二人の左手の薬指には、|結婚指輪《マリッジ・リング》が輝いていた。
この夜、ジークはソフィアを離さず、二人は一晩中、愛し合った。
ジークがこの夜、六回目の射精を終え、ソフィアの胎内に子種の注ぎ込み終えた時には、東の空は明るくなり始めていた。
--翌日、早朝。
ソフィアは、自分の隣で眠るジークを起こさないように床から出ると、バスローブを羽織り、眠っているジークにキスして自分の部屋に戻る。
部屋に戻ったソフィアは、上機嫌で呼び鈴を鳴らしてメイドを呼ぶ。
直ぐにメイドがソフィアの部屋を訪ねる。
「お呼びでしょうか?」
メイドからの問いにソフィアが答える。
「湯浴みの用意を」
メイドが返答する。
「畏まりました」
頭を下げるメイドに、ソフィアは『|惚気自慢《のろけじまん》』を始める。
「ごめんなさいね。こんなに朝早くから呼び出して」
「いえ」
「……昨夜は一晩中、ジーク様に求められ、抱かれていたから、湯浴みが今の時間になってしまったの」
「はぁ……」
「ジーク様は、夜のほうは、とても御強くて激しくて。……私、腰が抜けて動けなくなってしまって……」
「はぁ……」
「けど、一晩に六度も子種を注がれたら、湯浴みをしない訳には、いかないでしょう?」
「はぁ……」
ソフィアは、『自分がどれだけジークから寵愛を受けて情を交わし愛されているか』を延々とメイドに語り始める。
ソフィアのメイドに対する『|惚気自慢《のろけじまん》』は、小一時間以上、続いていく。
また、ソフィアが初夜のことをメイドに『|惚気自慢《のろけじまん》』して話してしまったため、メイドたちの口から上級貴族の子女たちの耳へ、上級貴族の子女たちの口から下級貴族の子女たちの耳へと|囁《ささや》かれ、噂話が広まっていった。
『竜騎士のソフィア様でさえ、ジーク様から一晩に六度も子種を注がれて足腰が立たなくなった。帝室の男たちは絶倫である』と。