零話 ここ、もっとよく見せて。
ー/ー 私にはもうあとが無かった。
さっき、銭湯の姿見でまじまじと眺めた自分の裸。同世代の馬鹿な男子たちには胸が大きいと揶揄されるけど、腕も足もただ細いだけで棒のよう。腰だってぜんぜん子どものままで、同じ湯船に浸かっていた子連れのお母さんみたいな曲線にさえ敵わない。今の私、きっとこれっぽっちも魅力なんか無いと思う。
次の日曜日には十五歳になるから、もしかしたら少しはマシになれるかもしれない。でも、それでは遅い。そのときには先生はもうこの街にいないのだ。先生は、明日には行ってしまう。だからもう、私には今夜しかない。
突然訪れた私に、先生はいつも通りの素っ気ない様子で応じた。けれど、荷物だけになった部屋には上げてくれたし、馴染みらしい定食屋さんでのご馳走も、私が強請った銭湯にだって連れてってくれた。優しい言葉もかけてくれた。こんな先生が私のことを嫌いなはず、ない。あと少し。あと少しだけ勇気出せ、私。
絶対帰らないと言い張る私の頑迷さに根負けした先生が、いま目の前で、私のための布団を広げている。荷物の一部を解いて、自分用の寝袋も既に用意して。あれが敷き終わり、先生が寝袋に潜り込んでしまったら、もう駄目なのだ。だから今、先生がシーツを敷き終えるまでに、私が動かなきゃいけない。なけなしの私の全てを使って。
腰のホックを大急ぎで外す。足元にスカートが落ちるのを任せてセーターを首から抜き、腕も抜く。
先生はまだ気づいてない。シャツのボタンを外すのがもどかしい。間に合わせなくちゃ。先生が私の方を見て、準備できたよって言うそのときには、私の準備も終わらせてみせないと。シャツが脱げた。ブラジャーも外した方がいいのかな。でもこの上下は、さっきの銭湯でわざわざ着替えた一番可愛い下着だし。あ、その前に靴下脱がなきゃ。
私は片足立ちで転びそうになりながら靴下を脱ぐ。どたどた音を立てるな。でも急げ、私。
「さ、準備できたよ。すまないけど今夜はこの布団で……」
そう言いながら振り返った先生は、言葉を失ってくれた。ブラジャーもショーツも脱いで、いま手持ちの全てを曝け出して立っている私を見て。
絶句している先生に一歩二歩近づきながら、私は考えに考え抜いた取って置きの言葉を告げた。
「私に先生の、善全さんの印を付けてください」
そうして私は、まだ誰にも触らせたことのない裸の胸を顔に押し当てて、先生の頭を抱きしめた。先生の鼻から出る息遣いが胸の谷間に掛かってくすぐったくなるけど、私は頑張って我慢する。
数秒なのか数十秒なのか数分なのか、とにかく時間感覚がおかしくなった永遠の沈黙を経て、先生の両手が私の背中の肌に触れてきた。引き離すのではなく抱き寄せるように。私は幸せで胸が溢れそうになった。でもそれはまだ幸せの入り口だった。
先生は頭を動かし、私の乳首を吸い始めたのだ。そんなことされるのは、もちろん初めて。なにこれ。どうなってるの。気が付いたら私は変な声をあげていた。あひっとか、ふわっとか。そんなおかしな悲鳴に動じることなく、先生の手は背中から下に降りてきて、お尻を撫でまわし始めている。
乳首を甘噛みされた瞬間、私の背中は海老のように反り返った。頭が真っ白になるということはこういうことなのかな。
いつの間にか、私は敷かれたばかりの布団の上に押し倒されていた。両肩を押さえられ、のしかかるように上になった先生が、私の身体を隅々まで見てから言った。
「すごく綺麗だ。まだ誰も見たことも触れたことも無いんだよね、この身体」
私はただ頷く。蛍光灯の真下で、私の身体は先生に観察されている。この恥ずかし過ぎる状況で、私はどこを見てればいいのかがわからない。
「こうなっちゃったら、僕ももう止められないよ。本当に僕でいいの?」
よくなかったら、裸になって抱きつくなんて無茶な事、しない。そう言おうと思ったはずなのに、私はそれにも首を振り続けることでしか応えられなかった。なんだか物凄く頭が悪くなったみたいな気分。でもたぶん必要無い。そんな知性みたいなものは。
「ここ、もっとよく見せて」
視線を下げた先生がそう求めてきたので、私は言われるままに足の裏の付いた位置を左右にずらし、膝を立ててあげた。羞恥心を管理してる神経のどこかが途切れてしまったみたい。先生が両手でその膝をさらに開く。いままでおしっこをするとき以外に用の無かった裂け目が開かれ、身体の内側に外気が当たるのがわかる。
先生は生えてきたばかりの私の薄い陰毛を指でなぞり、そのまま裂け目のふちを愛撫しだしてきた。くすぐった……くない。むしろ気持ち良いに近い。両方の親指で脚の付け根のへこんだところを押して、入り口を開いている。もっと中心を触って欲しい。
脚の狭間を見入っていた頭が下がり、私の視界にいる先生は頭頂部だけになった。胸の隙間から見える先生のつむじが、小さな輪を描くように動く。と同時に、またもや頭の中が白くなった。柔らかく湿ったものが私の裂け目を蠢き、時折そのなにかが中に入ってこようとしている。ちゃぷちゃぷと音がしているが、私ももっと空気が欲しくて喘いでいるので詳しくはわからない。
しばらくして顔を上げた先生の口の周りが光っている。
「濡れてきたよ」
そう言って先生は、私の中に指を差し入れてきた。痛い、かと思ったけど、そんなことは全くなかった。するっという感じ。でも入ってるのはわかる。初めての感覚だらけ。先生が指を動かして内側を擦ると、目の裏に火花が散る。
「ほら自分でも触ってみてごらん」
先生は、私の左の手を取って指を裂け目に触れさせた。
濡れてる。おしっことは違う。もっと粘り気がある、みたいな。これ、私の中から湧き出てるの?
「そうだよ。きみの身体が僕のものを受け入れたいっていうサイン」
本当にしちゃうよ、という先生の言葉に、私はわけも分からず頷くばかり。
カチャカチャという音をさせてベルトを外し、先生はデニムを脱いでいる。でも脚が引っかかって上手く脱げない。私はそれを見て嬉しくなった。先生も焦ってる。早く私を欲しいって、先生も思ってるんだ。
先生も裸になった。服を着てない先生を初めて見た。私は見ている自分が恥ずかしくなった。おかしいよね。自分なんかもっとずっと前から裸になって、全てを見せて触ってもらってるのに。
挿入れるよ、と先生は言った。
「なにも準備してないけど、いくときはちゃんと外に出すから」
いやも応もない。私はただ、初めてのときを待つだけ。
身体の中心の入口を、指や舌とは違う、何かもっと太くて大きくて硬いものがノックしている。それが発するものなのか、それとも私の中から湧き出すものなのか。多分両方なんだろうけど、ノックされるたびに入口がどんどん濡れて緩んできてるのがわかる。
ああ。私の処女は、十四歳最後の週の今、ここで捧げられるんだな。
ゆっくりと先生のものが挿入ってきた。
さっき、銭湯の姿見でまじまじと眺めた自分の裸。同世代の馬鹿な男子たちには胸が大きいと揶揄されるけど、腕も足もただ細いだけで棒のよう。腰だってぜんぜん子どものままで、同じ湯船に浸かっていた子連れのお母さんみたいな曲線にさえ敵わない。今の私、きっとこれっぽっちも魅力なんか無いと思う。
次の日曜日には十五歳になるから、もしかしたら少しはマシになれるかもしれない。でも、それでは遅い。そのときには先生はもうこの街にいないのだ。先生は、明日には行ってしまう。だからもう、私には今夜しかない。
突然訪れた私に、先生はいつも通りの素っ気ない様子で応じた。けれど、荷物だけになった部屋には上げてくれたし、馴染みらしい定食屋さんでのご馳走も、私が強請った銭湯にだって連れてってくれた。優しい言葉もかけてくれた。こんな先生が私のことを嫌いなはず、ない。あと少し。あと少しだけ勇気出せ、私。
絶対帰らないと言い張る私の頑迷さに根負けした先生が、いま目の前で、私のための布団を広げている。荷物の一部を解いて、自分用の寝袋も既に用意して。あれが敷き終わり、先生が寝袋に潜り込んでしまったら、もう駄目なのだ。だから今、先生がシーツを敷き終えるまでに、私が動かなきゃいけない。なけなしの私の全てを使って。
腰のホックを大急ぎで外す。足元にスカートが落ちるのを任せてセーターを首から抜き、腕も抜く。
先生はまだ気づいてない。シャツのボタンを外すのがもどかしい。間に合わせなくちゃ。先生が私の方を見て、準備できたよって言うそのときには、私の準備も終わらせてみせないと。シャツが脱げた。ブラジャーも外した方がいいのかな。でもこの上下は、さっきの銭湯でわざわざ着替えた一番可愛い下着だし。あ、その前に靴下脱がなきゃ。
私は片足立ちで転びそうになりながら靴下を脱ぐ。どたどた音を立てるな。でも急げ、私。
「さ、準備できたよ。すまないけど今夜はこの布団で……」
そう言いながら振り返った先生は、言葉を失ってくれた。ブラジャーもショーツも脱いで、いま手持ちの全てを曝け出して立っている私を見て。
絶句している先生に一歩二歩近づきながら、私は考えに考え抜いた取って置きの言葉を告げた。
「私に先生の、善全さんの印を付けてください」
そうして私は、まだ誰にも触らせたことのない裸の胸を顔に押し当てて、先生の頭を抱きしめた。先生の鼻から出る息遣いが胸の谷間に掛かってくすぐったくなるけど、私は頑張って我慢する。
数秒なのか数十秒なのか数分なのか、とにかく時間感覚がおかしくなった永遠の沈黙を経て、先生の両手が私の背中の肌に触れてきた。引き離すのではなく抱き寄せるように。私は幸せで胸が溢れそうになった。でもそれはまだ幸せの入り口だった。
先生は頭を動かし、私の乳首を吸い始めたのだ。そんなことされるのは、もちろん初めて。なにこれ。どうなってるの。気が付いたら私は変な声をあげていた。あひっとか、ふわっとか。そんなおかしな悲鳴に動じることなく、先生の手は背中から下に降りてきて、お尻を撫でまわし始めている。
乳首を甘噛みされた瞬間、私の背中は海老のように反り返った。頭が真っ白になるということはこういうことなのかな。
いつの間にか、私は敷かれたばかりの布団の上に押し倒されていた。両肩を押さえられ、のしかかるように上になった先生が、私の身体を隅々まで見てから言った。
「すごく綺麗だ。まだ誰も見たことも触れたことも無いんだよね、この身体」
私はただ頷く。蛍光灯の真下で、私の身体は先生に観察されている。この恥ずかし過ぎる状況で、私はどこを見てればいいのかがわからない。
「こうなっちゃったら、僕ももう止められないよ。本当に僕でいいの?」
よくなかったら、裸になって抱きつくなんて無茶な事、しない。そう言おうと思ったはずなのに、私はそれにも首を振り続けることでしか応えられなかった。なんだか物凄く頭が悪くなったみたいな気分。でもたぶん必要無い。そんな知性みたいなものは。
「ここ、もっとよく見せて」
視線を下げた先生がそう求めてきたので、私は言われるままに足の裏の付いた位置を左右にずらし、膝を立ててあげた。羞恥心を管理してる神経のどこかが途切れてしまったみたい。先生が両手でその膝をさらに開く。いままでおしっこをするとき以外に用の無かった裂け目が開かれ、身体の内側に外気が当たるのがわかる。
先生は生えてきたばかりの私の薄い陰毛を指でなぞり、そのまま裂け目のふちを愛撫しだしてきた。くすぐった……くない。むしろ気持ち良いに近い。両方の親指で脚の付け根のへこんだところを押して、入り口を開いている。もっと中心を触って欲しい。
脚の狭間を見入っていた頭が下がり、私の視界にいる先生は頭頂部だけになった。胸の隙間から見える先生のつむじが、小さな輪を描くように動く。と同時に、またもや頭の中が白くなった。柔らかく湿ったものが私の裂け目を蠢き、時折そのなにかが中に入ってこようとしている。ちゃぷちゃぷと音がしているが、私ももっと空気が欲しくて喘いでいるので詳しくはわからない。
しばらくして顔を上げた先生の口の周りが光っている。
「濡れてきたよ」
そう言って先生は、私の中に指を差し入れてきた。痛い、かと思ったけど、そんなことは全くなかった。するっという感じ。でも入ってるのはわかる。初めての感覚だらけ。先生が指を動かして内側を擦ると、目の裏に火花が散る。
「ほら自分でも触ってみてごらん」
先生は、私の左の手を取って指を裂け目に触れさせた。
濡れてる。おしっことは違う。もっと粘り気がある、みたいな。これ、私の中から湧き出てるの?
「そうだよ。きみの身体が僕のものを受け入れたいっていうサイン」
本当にしちゃうよ、という先生の言葉に、私はわけも分からず頷くばかり。
カチャカチャという音をさせてベルトを外し、先生はデニムを脱いでいる。でも脚が引っかかって上手く脱げない。私はそれを見て嬉しくなった。先生も焦ってる。早く私を欲しいって、先生も思ってるんだ。
先生も裸になった。服を着てない先生を初めて見た。私は見ている自分が恥ずかしくなった。おかしいよね。自分なんかもっとずっと前から裸になって、全てを見せて触ってもらってるのに。
挿入れるよ、と先生は言った。
「なにも準備してないけど、いくときはちゃんと外に出すから」
いやも応もない。私はただ、初めてのときを待つだけ。
身体の中心の入口を、指や舌とは違う、何かもっと太くて大きくて硬いものがノックしている。それが発するものなのか、それとも私の中から湧き出すものなのか。多分両方なんだろうけど、ノックされるたびに入口がどんどん濡れて緩んできてるのがわかる。
ああ。私の処女は、十四歳最後の週の今、ここで捧げられるんだな。
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次の日曜日には十五歳になるから、もしかしたら少しはマシになれるかもしれない。でも、それでは遅い。そのときには先生はもうこの街にいないのだ。先生は、明日には行ってしまう。だからもう、私には今夜しかない。
次の日曜日には十五歳になるから、もしかしたら少しはマシになれるかもしれない。でも、それでは遅い。そのときには先生はもうこの街にいないのだ。先生は、明日には行ってしまう。だからもう、私には今夜しかない。
突然訪れた私に、先生はいつも通りの素っ気ない様子で応じた。けれど、荷物だけになった部屋には上げてくれたし、馴染みらしい定食屋さんでのご馳走も、私が強請《ねだ》った銭湯にだって連れてってくれた。優しい言葉もかけてくれた。こんな先生が私のことを嫌いなはず、ない。あと少し。あと少しだけ勇気出せ、私。
絶対帰らないと言い張る私の頑迷さに根負けした先生が、いま目の前で、私のための布団を広げている。荷物の一部を解いて、自分用の寝袋も既に用意して。あれが敷き終わり、先生が寝袋に潜り込んでしまったら、もう駄目なのだ。だから今、先生がシーツを敷き終えるまでに、私が動かなきゃいけない。なけなしの私の全てを使って。
絶対帰らないと言い張る私の頑迷さに根負けした先生が、いま目の前で、私のための布団を広げている。荷物の一部を解いて、自分用の寝袋も既に用意して。あれが敷き終わり、先生が寝袋に潜り込んでしまったら、もう駄目なのだ。だから今、先生がシーツを敷き終えるまでに、私が動かなきゃいけない。なけなしの私の全てを使って。
腰のホックを大急ぎで外す。足元にスカートが落ちるのを任せてセーターを首から抜き、腕も抜く。
先生はまだ気づいてない。シャツのボタンを外すのがもどかしい。間に合わせなくちゃ。先生が私の方を見て、準備できたよって言うそのときには、私の準備も終わらせてみせないと。シャツが脱げた。ブラジャーも外した方がいいのかな。でもこの上下は、さっきの銭湯でわざわざ着替えた一番可愛い下着だし。あ、その前に靴下脱がなきゃ。
私は片足立ちで転びそうになりながら靴下を脱ぐ。どたどた音を立てるな。でも急げ、私。
先生はまだ気づいてない。シャツのボタンを外すのがもどかしい。間に合わせなくちゃ。先生が私の方を見て、準備できたよって言うそのときには、私の準備も終わらせてみせないと。シャツが脱げた。ブラジャーも外した方がいいのかな。でもこの上下は、さっきの銭湯でわざわざ着替えた一番可愛い下着だし。あ、その前に靴下脱がなきゃ。
私は片足立ちで転びそうになりながら靴下を脱ぐ。どたどた音を立てるな。でも急げ、私。
「さ、準備できたよ。すまないけど今夜はこの布団で……」
そう言いながら振り返った先生は、言葉を失ってくれた。ブラジャーもショーツも脱いで、いま手持ちの全てを曝け出して立っている私を見て。
絶句している先生に一歩二歩近づきながら、私は考えに考え抜いた取って置きの言葉を告げた。
絶句している先生に一歩二歩近づきながら、私は考えに考え抜いた取って置きの言葉を告げた。
「私に先生の、善全《よしまさ》さんの印を付けてください」
そうして私は、まだ誰にも触らせたことのない裸の胸を顔に押し当てて、先生の頭を抱きしめた。先生の鼻から出る息遣いが胸の谷間に掛かってくすぐったくなるけど、私は頑張って我慢する。
数秒なのか数十秒なのか数分なのか、とにかく時間感覚がおかしくなった永遠の沈黙を経て、先生の両手が私の背中の肌に触れてきた。引き離すのではなく抱き寄せるように。私は幸せで胸が溢れそうになった。でもそれはまだ幸せの入り口だった。
先生は頭を動かし、私の乳首を吸い始めたのだ。そんなことされるのは、もちろん初めて。なにこれ。どうなってるの。気が付いたら私は変な声をあげていた。あひっとか、ふわっとか。そんなおかしな悲鳴に動じることなく、先生の手は背中から下に降りてきて、お尻を撫でまわし始めている。
乳首を甘噛みされた瞬間、私の背中は海老のように反り返った。頭が真っ白になるということはこういうことなのかな。
乳首を甘噛みされた瞬間、私の背中は海老のように反り返った。頭が真っ白になるということはこういうことなのかな。
いつの間にか、私は敷かれたばかりの布団の上に押し倒されていた。両肩を押さえられ、のしかかるように上になった先生が、私の身体を隅々まで見てから言った。
「すごく綺麗だ。まだ誰も見たことも触れたことも無いんだよね、この身体」
私はただ頷く。蛍光灯の真下で、私の身体は先生に観察されている。この恥ずかし過ぎる状況で、私はどこを見てればいいのかがわからない。
「こうなっちゃったら、僕ももう止められないよ。本当に僕でいいの?」
よくなかったら、裸になって抱きつくなんて無茶な事、しない。そう言おうと思ったはずなのに、私はそれにも首を振り続けることでしか応えられなかった。なんだか物凄く頭が悪くなったみたいな気分。でもたぶん必要無い。そんな知性みたいなものは。
「ここ、もっとよく見せて」
視線を下げた先生がそう求めてきたので、私は言われるままに足の裏の付いた位置を左右にずらし、膝を立ててあげた。羞恥心を管理してる神経のどこかが途切れてしまったみたい。先生が両手でその膝をさらに開く。いままでおしっこをするとき以外に用の無かった裂け目が開かれ、身体の内側に外気が当たるのがわかる。
先生は生えてきたばかりの私の薄い陰毛を指でなぞり、そのまま裂け目のふちを愛撫しだしてきた。くすぐった……くない。むしろ気持ち良いに近い。両方の親指で脚の付け根のへこんだところを押して、入り口を開いている。もっと中心を触って欲しい。
先生は生えてきたばかりの私の薄い陰毛を指でなぞり、そのまま裂け目のふちを愛撫しだしてきた。くすぐった……くない。むしろ気持ち良いに近い。両方の親指で脚の付け根のへこんだところを押して、入り口を開いている。もっと中心を触って欲しい。
脚の狭間を見入っていた頭が下がり、私の視界にいる先生は頭頂部だけになった。胸の隙間から見える先生のつむじが、小さな輪を描くように動く。と同時に、またもや頭の中が白くなった。柔らかく湿ったものが私の裂け目を蠢き、時折そのなにかが中に入ってこようとしている。ちゃぷちゃぷと音がしているが、私ももっと空気が欲しくて喘いでいるので詳しくはわからない。
しばらくして顔を上げた先生の口の周りが光っている。
「濡れてきたよ」
そう言って先生は、私の中に指を差し入れてきた。痛い、かと思ったけど、そんなことは全くなかった。するっという感じ。でも入ってるのはわかる。初めての感覚だらけ。先生が指を動かして内側を擦ると、目の裏に火花が散る。
「ほら自分でも触ってみてごらん」
先生は、私の左の手を取って指を裂け目に触れさせた。
濡れてる。おしっことは違う。もっと粘り気がある、みたいな。これ、私の中から湧き出てるの?
濡れてる。おしっことは違う。もっと粘り気がある、みたいな。これ、私の中から湧き出てるの?
「そうだよ。きみの身体が僕のものを受け入れたいっていうサイン」
本当にしちゃうよ、という先生の言葉に、私はわけも分からず頷くばかり。
カチャカチャという音をさせてベルトを外し、先生はデニムを脱いでいる。でも脚が引っかかって上手く脱げない。私はそれを見て嬉しくなった。先生も焦ってる。早く私を欲しいって、先生も思ってるんだ。
カチャカチャという音をさせてベルトを外し、先生はデニムを脱いでいる。でも脚が引っかかって上手く脱げない。私はそれを見て嬉しくなった。先生も焦ってる。早く私を欲しいって、先生も思ってるんだ。
先生も裸になった。服を着てない先生を初めて見た。私は見ている自分が恥ずかしくなった。おかしいよね。自分なんかもっとずっと前から裸になって、全てを見せて触ってもらってるのに。
|挿入《い》れるよ、と先生は言った。
「なにも準備してないけど、いくときはちゃんと外に出すから」
いやも応もない。私はただ、初めてのときを待つだけ。
身体の中心の入口を、指や舌とは違う、何かもっと太くて大きくて硬いものがノックしている。それが発するものなのか、それとも私の中から湧き出すものなのか。多分両方なんだろうけど、ノックされるたびに入口がどんどん濡れて緩んできてるのがわかる。
身体の中心の入口を、指や舌とは違う、何かもっと太くて大きくて硬いものがノックしている。それが発するものなのか、それとも私の中から湧き出すものなのか。多分両方なんだろうけど、ノックされるたびに入口がどんどん濡れて緩んできてるのがわかる。
ああ。私の処女は、十四歳最後の週の今、ここで捧げられるんだな。
ゆっくりと先生のものが挿入ってきた。